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第十一話「黄色い小鬼」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/1177354054902247720/episodes/1177354054922778562

えー、そんなわけでダウワース王との交渉も一段落、オークと対立する敵の正体も明らかになりました。お話が進展してくれそうな予感です(*^-^*)
いい加減、書いている方も交渉話も飽きてきたので、早く戦闘場面に移行したいのですが、なかなか思うようには進んでくれません。なんでうちの登場人物たちはお喋りなんだろう?

まあ、〇〇〇ンの方は「哭き女」で分かりやすい伏線を敷いていますので意外性はないと思いますが、その低レベルモンスターの代表にいいように使われているのが、誇り高い〇〇〇ンの眷属だというのが笑えます。
彼らがどうやってその怪物に言うことを聞かせているのかも、割とあっさり明らかにされます。多分、それって怪物にとってもの凄く不味い(すげー苦いとか、臭いで吐いちゃうとか)ものなんでしょうね。

この黄色い液体(とある木の実を擂り潰して作るらしい)は、ちゃんと元ネタがあります。古い話で恐縮ですが、ご存知東宝の〝昭和ゴジラ〟の第七作「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」(この映画の脚本が、なかなかにぶっ飛んでいて面白い)です。
この中にエビラという、ザリガニと伊勢海老を足して二で割り巨大化させたような怪獣が出てきます。
悪の秘密結社「赤イ竹」(いいネーミングセンスだなぁ)が密かに核兵器を開発しているレッチ島を守るため、この海の怪獣エビラが利用されるのです。
ただ、エビラは近づく船舶を無差別に攻撃するので、赤イ竹は自分たちが安全に島に出入りするため、エビラが嫌う「黄色い液体」を船から流して通るのです。
この黄色い液体を製造するため、奴隷として働かされているのが何故かモスラの故郷、インファント島の住民だったりするのですが……w。
とにかく、子どもだった私に、この「黄色い液体」の鮮烈な色彩は強い印象を残し、「怪物が嫌う液体は黄色!」という揺るぎないイメージが確立され、今回の話にも活用されたのでした(*^^)v

作中でオークの衣装は基本的に「腰巻」だと言っていますが、これは文字どおりで短い巻きスカートのようなもので、動物の革でできています。女オークの「乳当て」も同様の素材です。
素材の「革」は鞣(なめ)した動物の皮で、〇〇〇ンは同じように腰巻一丁なんですが、彼らは鞣す技術を持っていないのでただ乾燥させただけの生の「皮」を使っています。そのため腐る、臭う、虫が付く、固くなる等、いいことがありません。
鞣す作業では強烈な悪臭が発生するため、これを日常的に行っているオークの臭さの一因となっています。
日本において「鞣し」を行えるのは「穢多(えた)」と呼ばれた階層で、現在も続く部落差別につながっています。ただ、皮革加工は支配階級である武士にとっては極めて重要なものでした(武器や防具の必需原料ですから)。
ある藩で皮革加工技術者の後継ぎが絶えるという事態が発生し、困った藩では隣りの藩の部落に好条件の募集を出して技術者の引き抜きをしました。
それがバレて、両藩の間で紛争が起こった……なんて史料も残っています。

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