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第十二話「滑り坂」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/1177354054902247720/episodes/1177354054932361896

さあ、やっとこさオーク+ユニ一行 VS ゴブリン+ヒュドラの戦いが迫ってきました。
……まだ戦闘始まらないのかよ? 石投げられるぞw
わかってるんだよぉ(泣)、『〇〇〇〇〇〇〇〇の〇〇〇〇』みたいに途中経過を無視して見せ場だけを書いていられたらどんなに楽か(そこの人、書名は出鱈目なので検索しないように)。

閑話休題。戦いの舞台となる「滑り坂」は、密林内に走る断層(地殻変動で生じた段差)です。
いわゆる正断層で、その高低差は四~五メートルと結構あります。
ほとんどはせり上がった先端が崩れ落ち、ほぼ垂直の崖となっていますが、滑り坂のあたりは土質が脆かったためか、崩壊が大規模で坂状になっています。
この区間は約百メートルで、北東から進出してくるゴブリンは、この坂を突破しないとオークの領域内に入り込めません。
逆に言えば、オークにとっては極めて重要な防衛ラインということになります。

本文中でこの滑り坂の斜面には韮(ニラ)が植えられていることになっています。
「何故ニラなの?」
と思われる方も多いでしょうが、日本の江戸期以前に築城された山城には斜面にニラを植えていた例が実際に存在します。ニラではなくギョウジャニンニク(ニラの親戚)を植えていた城もあります。
どうもあの葉っぱは、踏んじゃうとバナナの皮より滑りやすいみたいですね。

ジャヤはオークがニラのことを「屁糞草」と呼んでいると言っていましたが、これは「ヘクソカズラ」から連想した名前です。
三十年以上前ですが「アンジー」というパンクっぽいロックバンドがありました(知ってる人はおっさんw)。私は「掃き溜めの街で歌い始めたチンピラ達の新しいメルヘン」という曲が好きで、その曲が入ったCD(「新しいメルヘン」)を持ってたんですが、その中に「へくそかずら」という曲があったんです。いい曲ですよw

それから、前回オークは鞣(なめ)しの技術を持っていると書きましたが、じゃあ布はないのか? と言えば、ちゃんと布も存在します。
ただし、織物ではなく編物です。原料は麻や苧(からむし)で、編布(こう書いて「あんぎん」と読みます)と呼ばれるものです。縄文期の布はこの編布なんですが、田舎では結構最近まで作られていました。今でも新潟あたりでは特産品として作られているようです。
セーターを想像してもらえば分かりますが、編物ですから結構伸縮性があって、すぐれた布です。そのうち本文にも出てくると思います。

ただ、作るのにめちゃくちゃ手間がかかるので、基本面倒が嫌いなオークは、手軽な革製品を愛用しています。
こうしてみると、オークは結構手先が器用なんですね(*^-^*)

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