お忙しいところご覧くださりありがとうございます。
短編部門に参加した「ノラの食堂 輝きそこなった星の群れ」をお読みくださった皆さま、コメント、星、そして心のこもったレビューをいただき、本当にありがとうございました。
そっと星やレビューを残してくださった方々にはお礼も言えないままで失礼しています。この場を借りて心からお礼申し上げます。
以前のノートでは新作は出さないみたいなことを匂わせておきながら、「なんだ結局書くんじゃないか」と思われた方もいらっしゃると思いますが、昨年は人生とか死とか病気とか命とか、そういう重ためのことが一気に降りかかってきたこともあり、最初は書くつもりはなかったです。
でもなんとなく自分に言い訳している感がいやで、前からアイデアのあった話を形にしました。書くのに集中することで沈みがちだったものを前向きに保つことができたというか、公開したことで溜まっていた胸のつかえが下りたところもあり、コンテストのためというより自分のためになったと思っています。
色んな人たちが生きるるつぼのような街で暮らしていると、自分がどれほどちっぽけな存在かというのを否が応でも感じさせられます。
でもどんなところにいても、意地悪な上から目線に傷つくより、言葉少なでも気持ちの通う温かさに救われることに目を向けたほうが、一日を穏やかに過ごせます。
この物語で書いた群れとは閉鎖的な空間ではなく、それぞれ自分の居場所でひっそりと息をする者たちがおのずと寄り添い、小さな光の交換をするような空間だと思っています。そのように書けていたらと願っています。
いつもながら一万字の制限の中で、何を削り何を残すかには悩みましたが、行間を汲み取るような細やかなコメントをいただき、理解してもらえることの有難みを感じました。
料理や食材というメタファーに対しても、自分の考えていた以上の解釈をしてもらえることもあり、本当に嬉しかったです。
お忙しい中、じっくりと読んでくださった方々に、改めて感謝いたします。
短編部門も数年前とは様相が変わってきましたが、変わらないスタンスで続けられればと思っています。
もし興味を持っていただけたなら、どうぞお時間のあるときに覗いてやってください。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
写真は連載中に積もった雪。どこかの子供が作った雪だるま。
寒い季節が続きますが、皆さまもお体ご自愛ください。