キャリブレーションシンデレラ
https://kakuyomu.jp/works/822139836635343162907年サイドベイの町工場ではキャリブレーションが行われている
キャリブレーション:劣化した計算機器の精密性を取り戻す作業
星新一賞に応募していて、先日落選と分かった作品を手直ししたものです。
『息吹』というSF短編小説があります。空気を燃料として生きる種族の物語です。著者のテッド・チャンはこの種族について、外見を決めていないと話しています。それに影響されて、『キャリブレーションシンデレラ』を書く時も、彼らが人間ではないことを特段珍しいものとして書かないということをしてみました。
彼らは人間ではありませんが、彼らの製作者を考える必要はあるのでしょうか。
あるとするならば、それは科学の分野ではなく、宗教になるでしょう。