ネット小説サイトであるここ「カクヨム」様に作品を置かせてもらって、ちょうど1年になります。人気作家さんに比べれば、1/100にもならないですが、それでも数人の方に作品を読んでもらうことができて、本当に嬉しいです。
最近、ふと思うのは、ネット小説サイトというのは、「巨大な書店に、すべての作品が平等に平積みになっている」ようなことではないかと思います。これまでは(平積みはもちろん、書架でも)、書店に自分の作品を置いてもらうなんて、夢のまた夢でしたから、本当にありがたい時代です。
で、上で「平等に平積み」と書きましたが、もう少し正確に言うと、みんなの目につく、書店の入口近くに置かれる作品と、ほとんど誰も行かないような、お店の一番奥に置かれる作品の違いはあるようです。
この「違い」が、ネット小説上での「人気」や「ランキング」に当たるものかと思います。やはり、多くの人の目に触れてもらいたければ、ランキングを上げたい、そのためには、ランキングが上がるようないろいろな仕掛けやスキルを使う、というのが、カクヨム様でもよく見る「創作論」の中の「一分野」になっているのだと感じます。
振り返って、自分の作品を見ると、現在流行しているようなジャンル、作風とは全く違うものなので、はじめから「ランキング」に入るようなつもりになりません。いろいろな作品賞の公募にも応募する気持ちが全くないです(全く審査員の目に留まらないのが確実だから)。
それでも、私は自分で書きたいもの、いえ、読みたいものを書いていくつもりです。その上で、「ネット本屋さん」のお店の奥の方の平積みにひっそりとでも置いてもらえれば言うことありません。
ジャズの格言で「出したい音を出すな。聴きたい音を出せ」というのがあるそうです。小説で言ったら、「書きたいものを書くな。読みたいものを書け」ということでしょうか。確かに私は、自分で書いた小説を、自分で何十回も読んで楽しんでいます。それから派生した「セルフ二次創作」なんかも書いたりしています(笑)
皆様それぞれの創作動機や態度があると思います。それぞれが納得いく形で創作を進めていければ一番いいのかな、と思ったりします。