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なぜ書けなくなるのか?

 ここでお世話になって数か月経ちます。ちょうど1年前に、いきなり主人公が頭に降りてきて、それまで全く書いたことのない「小説」を一気書き(5万字×3篇)してから、スピンアウトの短編や、漫才台本などを書いて、(ごく少数の(^-^);;)皆様に読んでいただきました。本当にありがとうございます。そして、お約束?ではないですが、最近はちょっと筆が止まっています。

 「スランプ」とは言い古された言葉で、プロの小説家さん、あるいはアマチュアの小説作家さん、そして、それ以外のあらゆる分野の人たちが陥る「新しいものを作ろうとしてもできない」状況です。私の筆の滞りなどは、スランプのうちにも入らないのでしょうが、ちょっと身近かな原因というかきっかけがあるように思います。

 これは、特にアマチュアや兼業の小説書きの皆さんにあると思うのですが、執筆以外の「やること」が多すぎて、小説執筆に回す時間がない、ということがあると思います。日々の用事・家事、本業の仕事など、私たちは、常にいろいろな仕事に追われて生きています。もう一つ、現在の私たちは、かつてに比べて「やること」というより「やれること」が多くなっているのではないでしょうか?

 今ここで、カクヨム様の「近況ノート」に文を書いているのもそうですが、特に、デジタル者・ネット関連で、「あれもできる、これもできる」ような社会が到来したように思います。以前は、移動中や旅行中など、「仕事場から離れた」ときは、仕事はほとんどできないのが普通でした(せいぜい、仕事の紙資料を見るぐらい?)。

 ところが、今は、移動中・出張中はもちろん、自宅でも、場合によってはベッドの中でさえ、仕事場と繋がったり、仕掛中の仕事をしたりできます。YouTubeやTikTokなどの娯楽、SNSなどの繋がりシステムも当たり前になりました。どうも、私たちは、自分で自分の時間をどんどん減らしているように思います。

 蛇足ですが、それで経済的に大発展でもすれば、まだ救い?がありますが、40年前のバブル期以降、経済は右肩下がり、給料も減って、今ではとうとうお米にまで困るようになりました。個人的には、DX(デジタル革命)は、決して私たちを豊かにはしないように思います。

 それと、この暑さ! 私自身も、猛暑に対応するのが精いっぱいで、とても小説執筆とかできない、という感じもします。皆様どうかご自愛くださいませ。

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