日向宮子

文学的な語りの中にある大蜘蛛と主人公の掛け合いがコミカルで味があります。人外好きにも人外×人間のバディ好きにもたまらない関係性の心地よさは非常に良い読者体験を生むでしょう。淡々と、…続きを読む

時代感もさながらですが、数々の描写が美しい。オカルト文学が好きな人にはたまらないでしょう。

怪異がバグとして記録される。SEがそれを退治する。今までにない怪異譚です。モキュメンタリー調でもあり、また現役SEにもお勧めしたい作品。

古風な文体で進む物語は、背徳的な耽美さを孕んでいます。そこにオカルト要素が入ることで、今までに味わったことのない物語を感じられました。