古風な文体で進む物語は、背徳的な耽美さを孕んでいます。そこにオカルト要素が入ることで、今までに味わったことのない物語を感じられました。
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私はこの世界観、嫌いでした。以前までは。入り込めないと食わず嫌いがあったかもしれません。わからない人には、わからなくて良い、という作者のエゴが見える時もありました。でも、完全に入り込む必要…続きを読む
少女は友人と共に花を抓みに来た。花も痛みを感じ、感情を持つと言われている。そんな花をいとも容易く友人は抓む。少女はそれが恐ろしく、恐怖した。友人は花を抓むために来たのだからと、次々に花を抓んでいく…続きを読む
言文一致体への挑戦とでも言いますか、正直私もやろうとしていた事を先にされた悔しさよりも、その古文的な文体が醸し出すどこか幻想的な世界にぐいぐい引っ張られ没入できる作品。ぜひ、御一読を!
作者の古風な文体が物語に奥深さを与え、独自性を生んでいます。ついつい見逃されがちな動作の一つ一つが目を引くようにできており、大変緻密に感じました。
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