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素面の臆病者が高望みする。


酒を飲んで愚痴を語るシーンがアニメやドラマであったりする。
そうやってパーッとやりたい気持ちもないわけではないが、結局は素面のまま、ずるずる考え込んでしまう。
以下の二作はそういう過程で作られた。ある意味、パーッとした結果だろう。

わくでなし
https://kakuyomu.jp/works/822139841795244518/episodes/822139841795346391

年を越すということ
https://kakuyomu.jp/works/822139842063832895/episodes/822139842065737239

いろいろ言い訳しているが、要するに臆病なのだ。可愛げを持たせるならヘタレだろうが、いいトシしたヘタレは見苦しいだけだ。

記憶を持って転生できたらなあ、とか一瞬思う。でも実際、かなり高望みだとも思って、首を振る。
転生という現象そのものが勿論そうだけど、あれって要するに「ガワと境遇さえ改善されれば自分(中身)もイキイキ過ごせるはずなんだ!」って言ってるようなものだし。

……こう言っちゃなんだけど、難しいと思うよ。比較的イージーモードな今ですらダメなんだから。記憶を持たない方がまだマシだと思う。まあそうすると、前世(今の自分)がまったく関与できなくなるからお話的にダメなんだろうけど。

まあ何よりも、そういう夢のような事態になったら、たぶん本当に何の未練なく今の自分を切れてしまうと思う。夢から覚めんでくれと思ってしまう。
なんか、それもそれで惨めすぎて泣きたくなってくる。お前ここまでやってきたのに、結局成果ゼロかよと。

幸か不幸か、来世はともかく、来年はある。

幸も不幸も素面で受けて、明るい話や暗い話を書いていこう。

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