お題「手」についての作品を書いた。
残る手は慰めに
https://kakuyomu.jp/works/822139843135265110/episodes/822139843135286357想定解と違うことは分かっている。
たぶん手を繋ぐとか、手を取り合うとか、そういう感じを求めている。
とは言え、手に関するアイデアをいくつか書き出してみて、一番しっくりきたのがこれだったのだから仕方がない。
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手は、部位のなかでも頭(脳)、口に比肩して、人間を象徴する場所である。
これはペンフィールドのホムンクルスが示す通りだ。
きめ細やかに制御される5本の指は、あらゆる行動の起点となる。それは手に関する言葉の多さが示している。
手を打つ。手を汚す。手下にする。指し示す。手続き。神の見えざる手。
手偏も含めれば、さらに増えていく。操作、探究、抱擁、抹消。
手とは意志と行為の象徴であり、代行者である。
それゆえに、手を繋ぐことも手を切ることもできる。
手は人間にとっての「道具」だ。使用を半ば強制させられる器官たる目や鼻、内臓とは少し立ち位置が違う。
道具ゆえに、使い手次第で善にも悪にもなる。自分や誰かの人生に直接影響を与える。
このノートもまた、手によって描かれている。