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【写真のお部屋】 できあがりを待つ 楽しい時間



暦の上では初夏とはいえ、まだ肌寒さを感じる日もあります。

少し温まりたいなと思い立ち、おしるこを作りました。
夕食後のデザートにいただこうと思いまして。


小豆を煮るお鍋の底から、小さな泡が
ポツ、ポツ……と上がりはじめます。

その音とともに、小豆が鍋の中で楽しそうに踊っているようでした。

アクを少し取ったら、味を整えて
あとは焦がさないように気をつけるだけ。

こと、こと
ふつ、ふつ

できあがりが近づくにつれ
その楽しい音も、お鍋の中の様子も、どんどん変化していきました。
そんな小豆の変化に、こちらもワクワクしてきます。

おしるこになっていくのを
お豆さんの香りと砂糖の甘さが混ざり合って
そっと教えてくれます。
小豆を煮る静かな時間は、いいものですねぇ。



小さなお餅を入れて
おしるこには絶対に外せない
(と、わたしは思っている)
緑色が美しい野沢菜のお漬物を小さめに切って
小さな宝物のように、脇に添えました。
(甘くて・しょっぱくて…極上の無限ループ!)

温まる幸せな時間。
おいしかった〜✨





ちなみに。

夕食はガパオライスを作りました。
暑い国、タイのお料理。
少しでも夏を感じたくて作ったのですが。

タイ(ガパオライス)へ行って
あっという間に
日本(おしるこ)へ戻ってきました🤭

わたしの住む地域の肌寒さでは
タイの暑さを感じるには
少しフライング気味だったようです。


2件のコメント

  •  丁寧なでも小説のように描写や比喩表現を用いるわけではなく、淡々と作り気持ちを織り交ぜている内容が、楽しく感じました。装飾がないからこそ、その場の空気感や温度がじんわりと伝わってくる、とても素敵で心地よい文章ですね。
     一番印象的だったのは、小豆が煮えるのを待つ時間を「静かな時間は、いいものですねぇ」と肯定しているところです。
     効率や時短が重視されがちな現代において、お鍋の音や香りの変化を五感で楽しみながら、できあがりを待つ。そのプロセス自体をご馳走のように捉えている姿勢に、心の豊かさを感じました。
    「ポツ、ポツ……」「こと、こと」「ふつ、ふつ」というオノマトペ(擬音語)の使い方がとても効果的です。
     小説のような凝った比喩を使わなくても、これらの短い言葉があるだけで、読んでいる側の耳元にもお鍋の音が聞こえてくるようなリアリティがあります。
     日常の一部を切り取ったワンシーン。
     特別な事件が起きるわけではありませんが、日常のささやかな変化を丁寧に掬い取って言葉にする。その穏やかな雰囲気が、素敵ですね。
     小説で、こんな穏やかな日常を、書いてみたいと思いました。

     あと、何気に猫の箸置きが、可愛いですね。
     猫好きなもので、注目してしまいました。
  • kouさん

    丁寧に読んでくださり、コメントもいただいてありがとうございます。

    小豆を煮る工程を書きながらも
    レシピのように説明しすぎないように
    できあがりまでの時間の流れや、音や香りがふっと立ち上がるといいなと思って綴ってみました。
    オノマトペの楽しさも、改めて実感しました✨

    ですので
    「耳元にもお鍋の音が聞こえてくるよう」
    と受け取っていただけたこと、とても嬉しかったです。

    猫さんの箸置きにも気づいてくださって、ありがとうございます。
    お箸を守りながら、にこにこ見上げてくるんです。
    めちゃくちゃかわいいんです。
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