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【感想のお部屋】 しょっぱい悔し涙で、要石を持ち上げ、虫取り網を手に、傘を探して  〜 丸ごと応援したくなる男子中学生 〜



※※ はじめに ※※

この小部屋を見つけてくださって、ありがとうございます。
こちらは、わたしがkou様の作品を読ませていただいたときの、感想などを綴っているお部屋です。
いつもは一つの作品についての感想を綴っていますが、今回は“一人のキャラクター”についての【感想のお部屋】を開いてみました。

今回はこちらの作品たちです。

『非モテヒーロー狂騒曲』 kou 様
https://kakuyomu.jp/works/16818622177117657239

『部屋が『災厄兵器パンドラ』と呼ばれている件について』 kou 様
https://kakuyomu.jp/works/822139842656830106

『8月32日の煩悩』 kou 様
https://kakuyomu.jp/works/822139846363944234

『ミッドナイト・ブルース』 kou 様

https://kakuyomu.jp/works/2912051597112517537

※※ 以下、ネタバレを含みます ※※









⚫︎ 一人のキャラクターを四作品で追ってみます

わたしが、その“彼”に初めてお会いしたのは、2025年6月のこと。
あれから1年弱。いろんな“彼”に出会ってきました。

『ミッドナイト・ブルース』を読んだ時、過去の彼にもう一度会いたくなり、
そのことを【感想のお部屋】として一つにしてみたいと思ったのです。

男子中学生。
とにかく、かっこよくなりたくて 『女子にモテたい』男の子。
でも、なかなかかっこよく決まらない。

そう、kouさん作品のご常連様なら、その不器用で一生懸命な“走り”に思わず沿道から「がんばって〜🚩」と旗を振らずにはいられない男の子。
男子中学生・取手幸彦(行彦)くんが、今回の【感想のお部屋】の主人公です。



2025年6月以前にも取手くんが登場するお話はあるようなのですが
今回は、わたしが出会った順番に、この四作品を並べて感想を述べたいと思います。


作品を主軸にして、一人のキャラクターに寄せた【感想のお部屋】を綴ったことはありましたが
キャラクターを主軸にして、作品を追う。

この形態の【感想のお部屋】は今回が初めてなので、書き始めている今もわくわくしています!
取手くん、今回は君を追いかけます。
対よろです!!




⚫︎ 『非モテヒーロー狂騒曲』

今回の【感想のお部屋】で取り上げる四作品の中で、一番カッコいいんじゃないかな、と感じているのが『非モテヒーロー狂騒曲』での取手くん。
なんと言っても、この作品での取手くんは、実際に学園を救うため、地獄の楽士長・アムドゥスキアス様の眷属たる悪霊に乗っ取られている教育実習生の音楽教師・朱鷺宮日向と戦っています。


   「ここで事件を解決したら。俺、ヒーローじゃね……? いや、それ以前に、こんなこと見過ごせるか!」
    モテたい下心と義憤が脳内で激しく殴り合い、やがて後者が前者をノックアウトした。
    行彦は覚悟を決めた。(『非モテヒーロー狂騒曲』より)



なんとかっこいい…。義憤と下心の殴り合いも、悪魔と天使の取手くんが脳内で激しい戦闘を繰り広げているところが想像できて、とてもかわいいです。
モテたい下心はある。でも、陸上部のエース・倉本恵理さんが苦しんでいるのを見て、本気で怒る。
ちゃんと動く。ちゃんと戦う。
「モテたい」という気持ちはあるけれど、それだけではなくて、彼の中には、苦しんでいる人を見過ごせない怒りがあるのだと感じました。
取手くんは、かっこよく見られたかった。
でも、誰にも見られていないところで、本当にかっこいいことをしていたんですよね。

しかし。取手くんが戦って倉本恵理さんを苦しみから解放したのに…。
本当にがんばって戦ったのに…。

    へたり込んでいる恵理の傍らには、すでに別の男子がいた。
    イケメンじゃないけど、なぜかモテている佐京光希だ。
   「大丈夫、倉本さん」
   「佐京…くん……」
    光希は、まるで王子様がするように、ぐったりとした恵理の上半身を抱き抱える。
    すると、恵理は、安心しきったように光希の胸に顔を埋めた。
    その光景は、一枚の少女漫画のようだった。
   (『非モテヒーロー狂騒曲』より)

あぁ。最後の絵になる場面は、佐京光希くんが持っていく。
悲しい…。


でもね、取手くん。あなたは本当に“ヒーロー”だったと思います。




⚫︎ 『部屋が『災厄兵器パンドラ』と呼ばれている件について』

母に、片付けていない部屋を「災厄兵器パンドラ」と呼ばれても、最初は全く片付ける気なんてなかったのに。



   『取手くん。借りてた理科のノート、今日返しに行ってもいいかな? 3時くらいには着けると思います』

   (『部屋が『災厄兵器パンドラ』と呼ばれている件について』より)

学園の歩くカリスマ女子・羽住梨花さんから届いた一通のメッセージによって、アンドロイドのナナさん顔負けの凄技(?)で猛烈な清掃を見せる取手くん。
同級生の女子・羽住梨花さんが部屋にやってくる。

それだけの燃料で、ここまで男子中学生は力を発揮できるものなのか、をまざまざと見せつけられます。

そして、脳内の取手幸彦くんの妄想もとてもいい笑



   『外、雨降ってきちゃった(本日は快晴)。止むまで、ここにいてもいい?』

           (中略)


   『取手くんの部屋ってキレイ、このまま同棲しちゃおうかな❤』

           (中略)

   「……女の子が俺の部屋に来るかも知れないんだ。やってやる。やってやるぞー!」
   (『部屋が『災厄兵器パンドラ』と呼ばれている件について』より)


ええと。さすがに同棲まではないでしょうに。

と、ツッコミを入れつつ、声を出して大笑いしたお話でした。
“少しでもよく見られたい”という、取手幸彦くんの一生懸命さが愛らしい回でした。



そして。


あぁ。最後の絵になる場面は、佐京光希くんが持っていく。
悲しい…。(本日2回目)

羽住梨花さんは

取手くんに会いにきたように見えて、実は佐京光希くんのことを聞きたかったんですよね。

佐京光希くん本人は何もしていないのに。今回のお話に登場すらしていないのに。
それでも、取手くんの夢は虚しく破れる…。

“名前”だけで、取手くんの夢を持ち去ってしまう。

ここは佐京光希くんへ
「君の魅力への自覚について一考察」
というお小言が、やはり必要なのでは?と感じました笑



⚫︎ 『8月32日の煩悩』

ここまでお読みの諸兄諸姉の皆様方。ご安心ください。

このお話は、取手くん視点でのラスボス・佐京光希くんは登場いたしません!

名前も出てきません! よってラスボスは存在しないのです。

取手くんは、「女子にモテたい!」を完遂できるのでしょうか!?


結論。
佐京光希くんがいなくても。

取手くんは“取手幸彦”だった。
倉本恵理さんも、羽住梨花さんも出てこない。

それでも盛大に“取手幸彦”くんなのです。



ゲーム内に入り込んだ取手くん。。世界の崩壊。命の危機。

ゲーム機からは煙が出て、リセット寸前のその時。

取手くんの脳内では、『透明になって女子更衣室へ侵入する』に振り切る。

    透明化した幸彦は、崩壊する世界の中で、ある一点を見つめていた。
    幸彦は訊く。
    「謙吾。この先のマップに、学校があるよな?」

    『は?』

    「女子更衣室……この状態なら、誰にも気づかれずに侵入できる!!」
    一瞬の沈黙。
    崩れゆく世界。
    それらを全てぶち壊すように、謙吾の呆れ返った声が響いた。

    『お前……この状況で何を……』

    「男の夢、透明人間になれたんだ!!」
    幸彦は猛ダッシュした。
    死の恐怖よりも、思春期の野望が勝った瞬間だった。
    (『8月32日の煩悩』より)

この作品であまりにも大笑いしてしまったわたしは、【感想のお部屋】の号外を書いてしまったほどです。
 (〜 脳細胞 シナプスの可塑性の使い方〜)


まさに、命の危機が来ても。
いや、命の危機に及んでいるからこその、「女子更衣室への(透明による)侵入」に行き着くなんて。
極限状態の脳細胞はちゃんと回っている。

けれど。

その回転の使い道が。
たいへんに男子中学生、でございました。

取手幸彦くん。

君はそこに“頭を使う”んだよね。

でも、そのどうしようもない生命力まで含めて、やっぱり応援したくなってしまいます。




⚫︎ 『ミッドナイト・ブルース』

そして、今回この【感想のお部屋】を書きたいと思ったきっかけが、『ミッドナイト・ブルース』でした。

取手くんは、またしても考えます。
なぜ自分はモテないのか。
顔か。いや、そうではない。
自分に足りないものは、渋さ。
人生の深み。そう、ジャズのような哀愁なのだ、と。

……取手くん。そこじゃないんだよね。たぶん、きっと。
そこじゃない。
中学生に渋さとは、これいかに…。


けれど、取手くんはいつだって本気なんです。
本気でかっこよくなりたい。
本気でモテたい。
本気で、目の前の女の子に「素敵」と思われたい。

だからこそ、夜の通り雨、街灯、サングラス、ココアシガレット。
彼の中で組み上がった“渋い男”の舞台装置を、全力でまとってしまう。

    幸彦は心の中で叫んだ。
   (来た! 通り雨、夜の街灯。そして孤独な男。これぞジャズ!)
    彼は差していた傘を道路の端に投げ捨てると、しばらく立ち尽くして程よく濡れる。
    それから、あえてゆっくりとした足取りで恵理の隣に歩み寄った。
    脳内では、マイルス・デイヴィスのトランペットが、むせび泣くように流れている。
    (『ミッドナイト・ブルース』より)

なんだか、泣けてきちゃいます。

そして。
ここで、取手くんは”傘”を捨ててしまうんですよね。

傘を持っていたのに。
倉本恵理さんが雨宿りをしているのに。
その傘を差し出せば、それだけでよかったかもしれないのに。

でも、取手くんにとってその時に大切だったのは、
雨から誰かを守ることではなく、雨に濡れる“渋い自分”になることだった。
それが最優先だった。
ここが、とても取手くんらしくて。
そして、少しだけ切ないところでもありました。

そこへ、佐京光希くんが登場します。

    「じゃあ、使って。僕は大丈夫だから」
    光希は消しゴムでも貸すような、至極真っ当で親切なトーンで傘を差し出した。
    恵理を口説こうという意図は1mmもない。
    ただ、困っているから助ける。
    そのあまりに自然で清潔な振る舞い。
    (『ミッドナイト・ブルース』より)

あぁ。最後の絵になる場面は、佐京光希くんが持っていく。
悲しい…。(本日3回目)

でも、ここでの佐京光希くんは、何も奪おうとしていないんですよね。
取手くんの邪魔をしようとしたわけでもない。
自分をかっこよく見せようとしたわけでもない。

 ――ただ、困っている人に傘を差し出しただけ。

その自然体の優しさが、
取手くんがどれだけ“渋さ”を演じても届かなかった場所へ、
すっと、届いてしまう。

    「……渋さ、じゃなかったのかよ」
    (『ミッドナイト・ブルース』より)

この一言が、とても好きです。

取手くんは、ここで少しだけ気づいたのかもしれません。
かっこよさは、サングラスでも、ココアシガレットでも、
ましてや、雨に濡れることでもなかった。

たぶん、本当に必要だったのは、
ただ、『傘を差し出す』こと。

以前、わたしは『五角形の雨空』という詩を書いたことがあります。
傘のお話でした。
傘というものは、ただ雨を避けるための道具ではなく、
ときどき、誰かの優しさの形になるのだと思います。

だから、この作品で
取手くんが傘を捨ててしまったこと。
佐京光希くんが傘を差し出したこと。
その対比が、とても印象に残りました。

でもね、取手くん。
それでも、わたしは君のことで笑顔になりながらも応援したくなるのです。

だって、君はまた本気だったから。
本気でかっこよくなりたかったから。
本気で、ジャジーな夜の男になろうとしていたから。

ずぶ濡れで、傘を探して、ガニ股で帰るその背中まで含めて。
やっぱり、取手幸彦くんだなぁと思いました。




⚫︎ あくなき挑戦をし続けるタフな奴

こうして、わたしが出会った順番に四作品を並べてみると、取手くんは、いつも盛大に空回りしていました。

・学園を救ったのに、ヒーローの席は佐京光希くんが持っていく。
・自分の部屋という世界を救ったのに、羽住梨花さんの目的は佐京光希くん。
・ゲームの世界では、命の危機に脳細胞をフル回転させたのに、行き着いた答えが女子更衣室。
・夜の通り雨では、渋さを求めて傘を捨て、自然体で傘を差し出す佐京光希くんに、またしても大切な場面を持っていかれる。

取手くん。
君は、本当に忙しいね。
でも、わたしは思うのです。

取手くんは、モテない。(失礼!) ――けれど、動く。
間違える。 ――けれど、諦めない。
転ぶ。 ――けれど、またきっと次の作戦を考える。

その方向は、だいたい間違っている。
それはもう、たいへんに間違っているんです。きっと。

でも、かっこよくなりたい。誰かに見つけてもらいたい。
好きな女の子に、少しでも素敵だと思われたい。
その気持ちだけは、いつもまっすぐなのだと思います。

対して
佐京光希くんは、自然体で優しい。飾らない。気取らない。
困っている人に、ただ手を差し出せる。
だから、取手くんが欲しかった場面を、さらりと成立させてしまう。

けれど、それはきっと、奪っているのではなくて。
佐京光希くんは、自然体でそうできる人なのだと思います。

そして取手くんは、
その横で、今日もしょっぱい悔し涙を流しながら
それでもまた立ち上がる人なのだと思います。

わたしは、そんな取手くんを何度も声を出して笑ってしまうけれど。
でも、笑いながら、沿道から旗を振りたくなるのです。

取手くん、がんばって。

その空回りも。
その勘違いも。
その悔し涙も。
そのあくなき挑戦も。

まるごと、応援したくなるのです。



そしてkouさんが『非モテヒーロー狂騒曲』のあとがきで書かれていました。


   本当は怪異と戦えるように《力》を設定していました。
   それが、ようやく使えたのですが、《力》の正体については字数上書けませんでした。
   (『非モテヒーロー狂騒曲』より)

いつの日か。そんな取手くんの活躍が見たいような

でも今の「畜生!」(『8月32日の煩悩』より)の取手くんのままでいてほしいような。
成長を見守りたい、でもいつまでもかわいくいてほしい。

そんな複雑な心境です。



⚫︎ おわりに

ここは取手くんに聞こえないようにオフレコでお話しますが。


ごめんね、取手くん。
わたしも実は、佐京光希くんが好き、なの。
でもね、キャラ版【感想のお部屋】を初めて開くのが
お気に入りの佐京光希くんではなく、取手幸彦くんで書いたことを自分でも驚いています。
それくらいに、君はほっとけないし、情けないし、でもそんな一生懸命なところがかわいいし。
これからも、ヘアスタイルとファッションセンスを磨いてがんばってほしい!

そうそう。
何事も鍛錬が必要なように
髪のスタイリングとか、ファッションセンスは
失敗して、回数こなしてなんぼなんだからね。
一回の失敗で諦めなさんな。



そういえば、わたしが中学生の時。友人宅で大勢集まった時に
ピアノへ向かってジャズを弾き始めた男子の同級生がいましたよ。
習い事のピアノといえば“クラシック”がメインの中、“ジャズピアノ”を習っていたと言ってました。



また、高校生の時。

学祭を前にクラスでギターを弾いていた、普段地味な軽音楽部の男子が
なんと、ライトハンド奏法をし出して目が飛び出た記憶がありますよ。
名曲「Smoke On The Water」も弾いてくれて、飛び出た目が少しハート型になった記憶もあります。



取手くん。どうでしょう。

楽器をやってみる、というのは?


なーんて。最後は自分の趣味全開で推してしまいました笑



では、また『感想のお部屋』でお会いいたしましょう👋
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。








kou様へ

今回は、少し趣向の違う【感想のお部屋】を開いてみました。いかがでしたか?

まさか自分が、お気に入りの佐京光希くんよりも先に
取手幸彦くんのキャラ版【感想のお部屋】を開いてしまうとは…。

でも、考えてみると。
【感想のお部屋】の号外を初めて書いたのも、取手くんでした。

あら。わたし、かなり取手くんのことを好きなのかもしれません🤭

kouさんの作品には、たくさんのキャラクターがいて

シリーズ化していなくても、縦横無尽にいろんなキャラクターに接点があって
相関図など作るとしたら、なかなかおもしろいことになりそうですね。
『見えない明日に、悪魔を食べます』や、『路面電車で春を待つ』で
ご紹介くださった“過去作リンクへの旅”の
なんと楽しかったことか…。

わたしは、自分の物語のキャラクターに名前さえ渡せてなくて、
名前があった方がわかりやすいよね、と考えてみたのですが。

なかなかしっくりする感じが出てきません。

読んでくださる方には読みづらくて失礼になってしまいますが
いつの日か、「このキャラはこういう名前だったんだ!」と自分の中で腑に落ちた時。

そのキャラに名前が宿るまでと、こんな感じでキャラと向き合っていこうかな なんて
とんでもなくゆるく考えています。

GW中、職場が平日にお休みだったこともあり
お気に入りのお店に行って一人ランチをしてきました。
そこは“傘”がモチーフのお店で、
ずっと書きたいと思っていた取手くんのことが、
わたしの中で少しずつ大きくなっていきました。
(最後に、その時の写真を一枚添えています。)

キャラ版の【感想のお部屋】、書いていてとても楽しかったです。
取手くんのおかげで、また新しい形の【感想のお部屋】を開くことができました。

いろいろなキャラクターの姿を読ませていただけること
そしてそのキャラクターたちが作品を越えてつながっていく楽しさを味わわせていただけることに、
大きな感謝を捧げます。


今日5月4日には、『アンドロイドは下ネタの夢を見るか?』の更新もあり、
久しぶりに健司さんとナナさんにもお会いできて、とても幸せです。

kouさんの執筆、本当に嬉しいです。

どうぞ、お体を大切になさってくださいね。


それでは、また( ´ ▽ ` )ノ



1件のコメント

  •  私の持ちキャラの一人、取手行彦を取り上げ、こんなにも愛して下さり、本当に嬉しいです。
     彼と出会って、もう一年になるのですね。感慨深いです。
     モテない。
     この一言から、彼・取手行彦と、東雲謙吾を創作しました。
     そして、金時さんの感想を見て気づく、幸彦(行彦)という書き方に。『行彦』の名前が『幸彦』になっていたのことに。
     キャラメイク表をひっくり返すと、『行彦』でした。
     つい最近書いた作品は、『幸彦』と書いたのは間違いです。作者として、名前を間違えるなんて恥ずかしい(。>﹏<。)
     ということで、修正しておきました。
     金時さんのお陰です。気づいてくださり、ありがとうございます。
     
    『非モテヒーロー狂騒曲』
     長年、だだのモテない活躍を見せた行彦。
     ですが、この時だけの彼は、怪異が引き起こした事件に対し、たった一人で立ち向かっています。
     そうです。ただのモテない少年ではなく、『妖神(マガカミ)』という世界にて活躍できるように、当初から特別な《力》を設定しており、ようやくそれが発揮できた作品です。
     誰も彼の努力を見てくれていませんでしたが、金時さんだけは、彼の努力を汲んで上げてくださったことは救いですよ。

    『部屋が『災厄兵器パンドラ』と呼ばれている件について』
     
     彼の凄まじい清掃能力を、ナナと比較してくださり、こちらも愛されていて嬉しい。
     モテない男子中学生は、女の子が来るというだけで、絶対に有り得ない凄まじい妄想を思い浮かべ、それを楽しんで頂き作者冥利に尽きます(^^)
     オチどうしようかと思ったのですが、羽住梨花は『拳に刻む義』にて救われた身であるだけに、好意を寄せていてもおかしくない。
     そこからの発展で、このお話の流れになりましたが、行彦の中で光希に対する敵愾心が徐々に蓄積していると思いました。

     『8月32日の煩悩』
     どういう理由か、ゲームの世界に飲み込まれてしまった行彦。
     ゲームの世界だからこそ慣れた透明人間。
     でも、ゲームの世界は崩壊寸前。
     ここはゲームの世界でなければできないということで、女子更衣室を目指させました。
     男の脳というものは、そういう風になっているもので。
     特に行彦の場合は、モテないだけに、まあそういうことです。
     けれど、現実では決して実行しないことだけは、彼の良い点です。

    『ミッドナイト・ブルース』
     自分はなぜ、モテない。
     映画から、自分にないのは渋さという結論に至り、実行したお話です。
     そうです。
     彼は、いつだってモテる為に、真剣に行動している。
     たとえそれが、ズレていても。
     傘を捨てて、あえて雨に濡れる。
     結果は、傘を持っていた光希に恵理は相笠をして送ることになる。
     先に、傘を持っていたのに……。
     でも、本当に傘を持っていたとして、行彦がモテていたのかは……ダメだったと思います。あの時の行彦は、ハードボイルに酔いしれていたので、恵理は「……えっ、いいです(怖い)」となってしまった可能性が高いです。彼の放つ「強烈な違和感」の方が勝ってしまっていたでしょう。
     恵理が光希に惹かれたのは、彼が「下心ゼロ」で、かつ「以前助けてくれた時の誠実な印象」があったから。
    行彦は「モテたい」という邪念が全身から溢れ出していた。彼が傘を差し出しても、それは恵理のためではなく「恵理を助けるカッコいい俺」のためであることを見抜かれてしまったことでしょう。
     でも、そうやって「余計なことをして大失敗する」のが行彦というキャラクターの愛すべき点ですよね。

     金時さんがまとめて下さっているように、彼が下心を持っている段階で、モテない。
     でも、そんな空回りをしても、失敗しても、空回りし転んでもまた起き上がる、彼をこんなにも愛して下さって、彼は幸せ者です。
     彼がヒーローとして活躍したのは、もう一つあるのですが、ご縁があればご購読くださいませ。




     そして、金時さんは、実は光希のファンで下さいましたか。
     行彦の光希に対する、怒りのボルテージが更に上がりますね。
     光希と行彦が会話をしたのは、『ミッドナイト・ブルース』が初めてです。そろそろ拳をまじえさせても良いかもです。

     でも、ほっとけない、魅力が行彦にはあるのですね。
     失敗して、回数こなして人間は成長していく。
     そんな努力を続けるのが、行彦の魅力かもですね。

     なんと、金時さんは学生時代に、そのような音楽の才能のある人と接せられたことがあるのですね。
     特に、高校時代の男子。
     インパクトのある奏法と音楽に、ドキドキされたそうで、そういうハートの掴み方もあるのですね。
     これは、お話のネタになります。
     女の子にモテる為には、音楽だ。
     ということで、音楽を始める。
     でも……。
     というのが、オチになりそうですが、行彦の飽くなきモテ道には、終わりはないということで、作ってみたいです。

     この度は、作品というより一人のキャラクターに焦点を合わせた感想を拝読させて頂き、本当に嬉しいです。
     モテない。
     だからモテたくて、努力を続ける。そんな彼が、こんなにも愛されるキャラになるなんて思いませんでした。
     以前から自分の作品でのキャラが、どの作品で、どこで登場していたのか整理していたのですが、ようやく全部をエクセルに入力できました。掲載する度に、入力しておけば楽だったのですが、254の掲載作を見返すのは、なかなかに時間がかかりました。
     私の作品は『妖神(マガカミ)』というタグが付いていますが、妖神という人をそそのかし災いをもたらす神の元、さまざまな人々が交差している。

    【妖神(マガカミ)】
     人を唆して悪行を勧め、災いや不吉な出来事をもたらす存在
     https://kakuyomu.jp/works/16817330667360315997

     そんな世界での作品です。
     創作作品で、あのキャラが、この作品に登場している。
     あのクロスオーバーの感覚が好きで、このような作品にしていますが、金時さんに、それをおもしろいと思って頂き、凄く嬉しいです。

     キャラへの名付けの難しさ、共感します。
     私は、こうした作品を昔から書いていましたが、最初は名前は無しの状態で書いていました。というのが、金時さんがおっしゃるように、しっくりしなかったからです。
     名付けの難しさ。
     それを解消しようと、全国の性の本、子供の名付けの本を購入しましたが、これがあっても名前をつけることの難しさはあります。
    金時さんで言えば、あの先輩後輩キャラが、それにあたりますね。
     読んでいて名前がないから、誰かは分からない。
     でも、口調や行動から、これはあの先輩後輩キャラじゃないですか! と気づいた時の驚きと嬉しさもあったりするので、それはそれで面白いですよ。

     『アンドロイドは下ネタの夢を見るか?』
     こちらの更新を喜んで下さり、嬉しいです。
    3、4月とお休みしてしまい、長らく読んで頂いていらしたのにお待たせいたしました。それでも、こうしてご購読頂き、健司とナナは愛されていますね。
     自主企画の面白さ、あるいは今後の展開を考えていてズルズルと長引いてしまいました。
     どうなっていくか分かりませんが、あまり期間が空かないよう執筆をしていきたいです。

     5月になり、気温が急に上がって、夏の到来を感じます。
     季節の変わり目は体調を崩しやすい時期です。
     身体にお気をつけ下さい。

     取手行彦と東雲謙吾の活躍ですが、整理して自分でもようやく理解できました。
     作品リストを貼っておきますが、決して読んで下さいという訳ではありません。もし、興味が湧きましたら、お時間をある時にでもご高覧下さいませ。

     『失恋のラブレター』 495文字
    https://kakuyomu.jp/works/16817330648374478750
     
     『筋肉の求道者~これで俺はモテモテだ!』 777文字
    https://kakuyomu.jp/works/16817330654309271507

    『スフムシャガ。究極の必殺技!』 13,930文字
    https://kakuyomu.jp/works/16817330649478298352

     『脳みそチャレンジ』 2,627文字
    https://kakuyomu.jp/works/16817330666465691509

     『聴こえないメロディー』 2,587文字
    https://kakuyomu.jp/works/16818093083717256367

     『2日前の二月と三月の会議』 2,556文字
    https://kakuyomu.jp/works/16817330653606661661
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