「童話 冬」を含む小説

冬が2年続く国で、生贄に選ばれた少女・レニ。魔導士たちのある計画のために、レニの身体に冬の女神が降りてきたまま、出ていかない。女神さまと円満に離れて、自分の時間を取り戻すには、「…

入院したママに向けて、季節ごとに手紙を書き続ける一年生のゆう。春の不安、夏の再会、秋の小さな違和感、そして迎えた冬。クリスマスの朝、ゆうのもとに届いたのは、ママの字で書かれた手紙…

とある世界の、とある星の、とある時代。山奥に位置する小さな村で、『治らない風邪』が流行していました。今では村人の殆どが病気で倒れ、静かに滅びを待つ状態…… そんな村に暮らしている…

ある北国は一年も冬が続く異常事態へ陥り、その小さな村に住む少年アルピは内心近々、 この厳しさすぎる環境ゆえに、前から何度も多々ノロマだの役立たずだの悪口を、口々に 散々吐かれ続け…

　とある北国の貧しい村の隣にある小さな森。そこにはとても醜い声を持つ狼がいました。 　ある夜、村の近くの丘で、絶え間なく流れる流れ星を見上げながら、狼は神に向かって叫びました。 …

　白狐は《びゃっこ》ではなく、《しろぎつね》と読みます。 　天界にある国の山に住んでいるオスの幼い白狐が、地上界で働いている姉に会いに行った日に、地上を冒険することになるお話です…

【1話1000文字未満の読み切りで、10話で完結です】 たぬきのたぬたぬくんは小さなたぬきの子。 がんばりやさんです。 化けたぬきたちがすむバケバケの森から人間をまなぶために人…

カクヨム「詩・童話・その他」週間2位(2025/11/25、26)。 シリーズ第2弾。 地元紙の読者文芸欄で入選した詩歌作品(短歌、俳句、川柳)をまとめてみました。 第3席以…

森で出会った少女レインと青年ウィル。 何度も逢瀬を重ね、二人は静かに惹かれ合っていく。 けれどある日、ウィルは理由も告げず彼女の前から姿を消した。 冬が訪れ、再び巡り合った二…

冬の夜空で星を磨く小さな職人・ルカは、人間の涙を光に変える不思議な存在。 けれどある日、少女ミナの涙を受け止めすぎて、自分の“きらきら”を失ってしまう。 光をなくしたルカは影の鳥…

【完結！】 　東国に位置するスニェークノーチ国は、一年中季節が冬の寒い雪国として知られている。 　三百年ほど前までは『春』という季節も存在していたのだが、現在まで一度も訪れたこ…

繁殖のため南から渡って来たツバメは美しい葦に恋をする。 しかし、ツバメと葦の関係は上手くいかない。 冬が近づき、とうとうツバメは葦を置いて南に戻るのだった。

　ある日、小さな女の子のみぞれは夢を見ました。　 　いつも一緒にいる子くまの白いぬいぐるみのくままると遊ぶ夢です。 　その夢の中でみぞれとくままるは一人の不思議な小さな女の子と出…

本作は小説家になろうの「冬の童話祭2026」用に書いた作品です。 テーマは「きらきら」です。 以下引用 ＞＞「きらきら」といえば何を思い浮かべますか？妖精の羽にママのネックレ…

寒い冬のある日、ウサギがタヌキに自分のフサフサとした毛を自慢しました。

森を焼いた罪悪感に泣く火種と、凍死寸前の少女の話。 ※本作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

夜の山あいにある、知る人ぞ知る名湯「おでんのゆ」。 だいこんさん、たまごさん、こんにゃくさん、がんもどきさん―― そこへ新入りのちくわぶくんがやってきます。 じんわり、ゆっくり…

十九世紀ヨーロッパの冬。大晦日の街で、ひとりの「マッチ売りの少女」が声を張り上げていた。人々は少女に無関心、だが彼女の正体は――？

少ない荷物の中に隠し持っていたナイフを取り出すと、よく磨かれた刃が炎を映してきらめいた。 美しいものに触れて尽きることは、きっと幸福に違いない──。 刻々と近づく冬を前にした密…