「どんでん返しじゃない 円城塔賞」を含む小説

完璧なお嬢様・二階堂美月は幽霊になった。病院の三階から出られないけれど、犯人探しならできるはず。 ところが恋人が毎日通う病室が気になって仕方ない――だって、花束の行き先は「私」じ…

僕が、下駄箱を開けるとそこにはラブレターが置いてあった。自分にも春が来たと思ったけれど、それはどうやらクラスの男子全員に入っていたらしい。どうして？このラブレターに隠された秘密と…

　ミチ。 　そう読める。 　赤黒い血でミ。その下。五時の方向にチ。 　そして。チの最後の払いに。 　人差し指と中指が、被さっている。 　指は手。手は腕。腕は体。 　背中に無数の刺…

人生の全てを失い、復讐として爆弾を作る男と、定年後の空虚さに苦しむ老サンタクロース。 運命的なまでの出会いは、世界に何をもたらすか？

主人公•ジローはマッチングアプリで知り合った彼女•ユッコの本名をSNSで検索してしまう。すると、そこに載っていたのは全くの別人の顔だった。楽しい(?)旅行の最中、ジローはユッコの…

ただ、不確かなのは自分だった。

リオは魔法使いだ。 しかし、魔法は下手くそ。 それでも「数学」は得意だった。 数学が得意でも肝心の魔法がダメなら意味がない。 彼は落ちこぼれだった。 しかし、ある時、実態を掴…

閑静な住宅街の一角に古本屋が建っている。立ち読みする者はことごとく物語に没入し、時を忘れてのめり込む。忘我の果てに悟ったこの世の真理とはいかに。 古本屋を舞台とした、非幻想的幻…

ラブレターを残すよ。

カクヨムコンテスト11短編・応募作品。 前編、後編の全2話。 どんでん返しあります。 楽しんでいただけたら幸いです。

『私だけではありません。この国では、百年ほど前からみんなこうなのです』 　外国から工場の取材で訪れた私は驚いた。その国は、国民全員が耳が聴こえず喋ることもできない、それが当たり…

ある探偵事務所のエース探偵が深刻な顔で所長の元にやってきた。 どうも、推理のしすぎて朝朝食に出てきたサバ缶と密室殺人の区別が付かなくなったそうだ。 疲れてると思った所長はその探…

定年を迎えた私のところに、見覚えのない青年が現れた。 私はもうろくなどしていない。 だが、この合い鍵はなんの鍵であろうか――

カクヨムコンテスト11短編・応募作品。 主人公は、多様性あふれるおじいさんたち。 パロディーやコラージュを駆使した、 この物語が辿り着く驚くべき結末とは？ 是非お見逃しなく！

クリスマスやサンタクロースなどを題材とした800～2,000文字程度の短編集です。

主人公・天野夕は失恋をし落ち込んでいた最中参加したツアーで北村健一という男に出会い、恋をする。 しかし、夕と健一の気持ちはすれ違い、事態は思わぬ方向へと進み始める……。 ヒュー…

大学生の僕たちが起こした始まりの話です。

カクヨムコン最低文字数400字で書きました。 ショートストーリーです。 北国の大学で出会った彼女 不治の病におかされた彼女 彼女に本をプレゼントした彼 彼女の望みは好きな人…

(参加しませんでしたが)ミチル企画2023GWのお題【春】【旅】【うさぎ】と、KAC20232のぬいぐるみお題で書いた作品です。

　（あらすじ） 　高校生、北村一樹の通う私立高校には生徒は必ず何らかの部活に入らなければならないという奇妙な校則があった。 　双子の妹である北村マリアからの助言でそれを知った彼は…