「べているのか？」を含む小説

　警視庁公安部・異世界対策室。 　それは日本の首都東京の公安警察において、異世界および異世界人を捜査・情報収集の対象とする部署だ。 　一〇年前、この世界は魔王の手によって異世…

静かな地方都市で、女性を狙った連続殺人事件が続発していた。 ニュースに映る現場写真を見つめながら、青年・蓮は胸の奥にざらつくような違和感を覚える。 被害者は、いずれも彼と関わりの…

「この世界に、魔法みたいなものがあったらいいのに……。 でもそんなもの、あるはずがない。俺はただの妄想好きなバカなんだから。」 ヤガミ・ツキハラは、魔法の存在する世界に憧れる青…

人間以外が居たっていいじゃないか。 日常の何処彼処に、人間以外が居たっていいじゃないか。人間以外が当然にいるのは普通。でも、動物とかではないんだよ。 妖怪、神様、それ以外の何…

　高校生をやり直している１８才のダイスケは、夜中の公園で不思議な少女カオリと出会う。 　カオリは、ダイスケがずっと探している女性と同じピアスをしていた。 　 　「夜が好き」という…

ラブコメ作品への否定ではありません。エゴです！ただ、不幸せなヒロイン。負けヒロインがいるのが許せなかった。 ひとりが選ばれてほか大勢が選ばれない。それが恋愛という題材だと思いま…

Z県の団地で七人が殺された。犯人は逃亡中。 一方、同じZ県の山奥の山荘に、六人の大学生が宿泊していた。 深夜、物音で目を覚ます六人。 リビングで、見知らぬ男が血を流して倒れてい…

『……見ているのか？』 『ならば、どうか目を逸らさず、見届けてほしい。』 『今度こそ、詩欽が弄ばれる運命を超えられるかどうか……』 『ワサビのような刺激が、彼女の眠りを乱しません…

「うーん、美味い！　このローストビーフ絶品だよ！　君も食べてごらんよ」 「もう、ウィル、あまりがっつかないでよ。恥ずかしいわね」 　今日は婚約者のウィルと二人で、名門ボールドウ…

　真理子は、職場のパソコンの前で、息を引き取った。 　地縛霊のように、会社で留まっていると。死神が現れて、異世界バトルロワイヤルのゲームに参加させられた。 「バトルロワイヤルだ…

推しは、三年で消える。 いいねがゼロになると、存在が消える。 他人の体を借りて生きると、元の体に戻れなくなる。 感情をレンタルし続けると、自分の感情が分からなくなる。 この世界…

友人から「何か面白いゲームある？」からこの話は生まれた。 私は彼にゲームを貸してから数ヶ月彼に「どうだったか？」と興味本位に感想を聞く。 　その言葉と具体的な内容を聞いて私はある…

どうやら私、山名結海（ゆみ）は佐藤結海（ゆうな）と共に異世界召喚されたようだ。結海はいじめっ子。名前のせいで、そうなった。 召喚された理由は聖女が不足したうえに、働くのに危険があ…

一般的な原稿（作文）用紙１枚分の文字数である４００文字以内に限定した短い物語です。※字下げや改行を除いた純粋な文字数。 描く内容は、恋の始まり、恋のトキメキ、失恋、出会いと別れ、…

『日日是好日』とは曹洞宗の禅語（教え）のひとつで「にちにちこれこうにち」と読むのが正解らしい。 ただ、我が家は曹洞宗ではないこともあり、私は「ひびこれこうじつ」と読む。 いろ…

「この写真、何人写ってる？」 妻が見せてくれた家族写真。そこには確かに四人が写っているはずだった。 だが、背景の木陰に――五人目がいる。 白いシャツに黒いズボン。無表情でこち…

赤髪赤目の麗しき公爵家の末息子。 真実を見通す「天眼」と「怪力」のダブルスキル持ちの天才。 気に入らない者は全て拳でねじ伏せ、彼の暴れた後には血だまりが残る。 「血紅（けっこう）…

退屈な毎日。変わらない日常。 「仮面」を被って生きているのは、はたして人間だけなのか。 少し面倒くさがりな少年、ルクス・ルーメンは、適当に決めた学園への入学をきっかけに、騒がし…

文芸社刊で、ネット上ではそこそこ高く評価していただいている小説、『月がある』の作者、木塩鴨人の新作です。 いつもの木塩の作品らしく、優しく繊細な言葉で綴られる、切なく透明な物語で…

「国家薬師の秘密のお仕事」第二弾！ （第一弾を読まなくてもお楽しみ頂けますが、読んで頂けるとより楽しめます！） 薬剤師室に突然やってきた室長代理は高身長の超イケメン！ 優しい笑顔…