趣味に対しての欲と情熱
@kasugamasatuki
第1話私の趣味はゲームだ
季節は丁度四月頃、私の地域ではようやく暖房をつけなくても良いぐらいに温度が暖かくなり始め布団から出る事に躊躇わなる時期であった。
二十代後半を迎え、少し自分の髪の毛をかき揚げ生え際が後退していないか確認する年頃になり始めた。
まだ気にする様な事では無いが最近若ハゲというのを聞いていると少し心配してしまう。三十にもなる前から育毛に世話になりたく無いというある一種の老化へと対抗心が芽生え始めていた。
さて…私のつまらない身の上…髪の毛の話は置いておく。
既に私のこの章につけたタイトル通り…私はゲームを趣味としている。小学や中学まではほんの数時間程度のプレイ時間であったのだが高校になるにつれてやはりやる時間は増えてきた。
酷い時は夜の十時から朝の六時までぶっ通しでやっていた。いい様に美化すればそこまでのめり込む程私は時間を注いでおり、悪い言い方当時なら悪化してしまった、ゲーム中毒者や時間の浪費と捉える人もいただろう。
これに関しては私は否定はしない、その証拠に私は趣味と勉学が両立できていなかったのだからゲームする時間を勉学に充てていればある程度成績は変わっていたのだろうと今更ながら思う所がある。
それでも…私にとってゲームは青春の一部や大部分であった。元々、内向的だった私の趣味はアニメや読者などいわゆるオタク的なものであった。それに家庭的にも気薄で親も私とゲームをする事はしなかった。買ってきてもらえるゲームは小学生まではパーティ向けではあったが幸い私は妹がいたのと小学生の友達がいた為孤独は感じていなかった。
それどころか充実していた、一人でしていても友達としていても楽しさという温かさと人で難しいステージをクリアした時の胸の奥から湧き上がる体を高揚させるものに私は満足した。
そんな生活を続けていくうちに私にとってゲームとは体の一部となると同時にストレスの解消させてくれる存在、そして刺激と達成感、楽しみというを教えてくれる最高の娯楽として私はゲームを自分の趣味だと豪語できる。
それから高校を卒業し何年間経った時にある久しぶりにあった友人との交流で私の趣味に対しての考え方に疑問を持つ様なきっかけになるのです。
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