「「わたし」」を含む小説

恋人未満な二人のやりとりを10首連作で表現してみました。

ニライカナイの伝説が息づく、十六世紀の琉球の小島。 村人に疎まれる孤独な巫女ユリハは、記憶をなくした少年カナトと出会う。 やがてふたりの距離は近づいていくが、島には厄災が迫ってい…

日常の気づきや哲学的示唆などを綴ってゆきます。パチモノ哲学者ponziによる初の哲学書です。四方山話から本当に重要な哲学の研究まで。わたしの哲学はジジェクやサンデル、東浩紀さんや…

2024年11月15日、東京都内の映像制作会社「スタジオ・ヴェリテ」から警察に一本の通報が入った。 「弊社のディレクター田中山が、取材先から戻らないんです。最後の連絡から3日経っ…

日常を描いた掌編小説を3編、収録しています。 ・玉浮き 釣りをしている”わたし”と、見知らぬ少女のふれあい。 8分程度で読める掌編です。 ・妖怪フトール 誰もが出会うかもしれ…

ドッペルゲンガーとして人間の写し身をして、生き永らえてきた“わたし”。 ただ、“わたし”は他の同族とは違い、本人を取り込み成り代わろうとは思わなかった。 ある頃から“わたし”はＳ…

「pixivノベル大賞24_中毒」へ投稿した作品です。

回想しただけです

　エリート校に転校することになった「普通の女子高生」桐埼エナガ。 　彼女を待っていたのは、なぜか全員が女子というクラスだった。 「あなたの前の席にいた男子、このあいだ"転校"…

友人の「ミサキちゃん」に宛てて手紙を書く「わたし」。 手紙は届いたのか。返事は来たのか。「ミサキちゃん」は今どこで何をしているのか。 それらを確かめることなく、「わたし」は二通目…

夏の供養。名前はなしで書きました。さっと読めるホラー小説。

高校生のわたしは社会科見学で鎌倉を訪ねる。 英勝寺の竹林で写真を撮っていたわたしは気がつくと、江戸時代初期にタイムスリップしてしまった。 そんなわたしが、あの！水戸黄門と出会い、…

魔法の街・ピエモンテ。 病で命を落としたはずの私は、目を覚ますとこの街にいた。 小さなカフェ《インコントロ》での日々。 無愛想な教師、優しいマスター、にぎやかな高校生たちとの出…

異世界からの聖女召喚が行われた。 現われたのは、エプロン姿の少女。 平民かと思ったライール王子は、その少女に「聖女様、こちらの世界をお救い下さい」と言った。 が、少女は「あたし、…

『博多ちゃんとおばけちゃん』 ――この手を離さんけん、生きて、そばにおって。 誰にも見えない、触れられない。 そんな"幽霊"としてこの世界を彷徨っていた少女・目眩来 旋（めぐる…

人の記憶は曖昧で、感性や興味があるものもその時々。取るに足らない日常こそ宝物です。今日もどこかでのんびり暮らすわたしの、なんでもないけど大切にしたい日々の記録。あなたも脱力しに少…