カクヨム短歌賞1首部門 応募作品

千黑飴

「カクヨム短歌賞1首部門 応募作品」

柘榴の木 内部なかで嵐が起きてるビル 崩壊してもやってる楽器屋


サイレントニャーの周波を聴くために耳をサイボーグ化した彼女


前までは十六世紀だったのに2059とかいって藁


「ねえもしもわたしが死んだら二十秒いや三十秒おぼえてて」「なが」


少年は兵器としての役目終え宇宙そらを錦と流れ落ちてく


猫の名の記憶以外を失って毒の沼の中心部で暮らす




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カクヨム短歌賞1首部門 応募作品 千黑飴 @amchkr

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