「ただ語りましょ～」を含む小説

これは某社主催の怪談語りイベントにて行われた、一講演の談話記録である。 登壇者は、かつてとある地方のビル管理員として勤務していた５０代の男性。 語られる内容は、怪談というよりも…

現世人が路傍の石として転生できる、剣と魔法な異世界。そこでは登録免許制の「勇者」たちが、魔物や魔王を滅ぼさんと励んでいる。 ところが、当の魔王は心優しくへなちょこまっしぐら。勇…

　ふとした時、彼女との差が浮き彫りになる。眼鏡、体格、背丈。 　周囲の視線が作る「釣り合い」という尺度が、何回か頭をよぎる。 　そして、何気ない一言がきっかけで、彼女が俺との"あ…

ど田舎にひっそりと佇む喫茶店【縁】。 大学生の楠木傑（クスノキ　スグル）は、そこで静かにアルバイトをする、ごく普通の青年だった。 滅多にお客が来ないその店に、ある日一人の不思議…

日々世間を騒がす様々なニュース。 このエッセイでは私がそんなニュースに対して適当に語ろうかなとか思っています。 自分の語れるニュースを語るので、必然的にスキマニュースとなります。…

私の映画好きは、 中年以降に『ドラえもん』に1人で特攻、子供たちをドン引きさせ、 『妖怪ウオッチ』にも特攻したが自分が悶絶（無理でした('◇')ゞ）、 めちゃくちゃ混んでる映画（…

コンテストに応募した時は、備忘録と称した一人反省会が開かれることがあったりなかったりします。 応募していなくても、勝手に思ったことを呟いたりします。 また、創作の際に気をつけて…

「俺は、嘘をつきながら旅をしている。他人の名前を勝手に語り、約束も破る。だが、嘘をつくならホントもなくちゃいけねえ……」 　これは二人の男がただひたすら、生きるために戦う物語。…

忍イケが始まって1年8ヶ月、新装開店しました。 人生を呪い、世界を嫌って「世界vs忍者」の圧倒的に不利な闘いをしていた忍者の遺書から始まったにも関わらず、いまはただの自分語りの…

長続きしない日記みたいなもの。

　２０２３年０９月７日、ジャニーズ事務所は記者会見を開き、はじめて創業者の故・ジャニー喜多川の、未成年の所属タレントに対する性加害が事実であると認めました。被害者は数百人に上ると…

明治という新しき時代。東京の片隅で、盲目の語り部・琴乃は、声だけを頼りに生計を立てていた。彼女の語りには、言葉にできぬ想いを宿し、見えない光を人々の心に灯す不思議な力があった。あ…

世界の謎を追い、絆を深める旅へ――ようこそ、カクヨミ読者の皆様。 私は「卓上の語り部」。 この場所で、私の心に深く刻まれたアヴェリアの物語を、皆さんの心に届けたいと願っています…

ミザリア・クロルシーは幽霊が見える。幼き頃より、不思議な隣人に囲まれていた。 死者は生前の未練を果たすため、唯一彼らのことを認知できるミザリアにお願いをする。根が善良なミザリアは…

「私、あの子との約束を果たしたいの」 将来を誓い合った大切な存在を失った妖精のチェラシュカは、成人を迎える五十歳を機に幼馴染のラキュスと旅に出る。 しかし、今まで温室でぬくぬく…

天空に散りばめられた『錘地』は魔導帝国・アーレント。 空蜓を操り、その身で空を駆ける人々の暮らす国は、かつて宙空からの厄災に晒された。 今も血統を継ぐ空撃師達は神々と繋がる語り…

初投稿 フロストマン参上！！

人と心を通わせようとするとき、多くの場合、ポジティブな話題が好まれる。 好きな食べ物、行ってみたい場所、夢中になっている趣味――そうした話題から共通点を見出し、関係は少しずつ深ま…

誰も近づかない家の和室。 そこには「畳をはがすな」という、代々守られてきた奇妙なルールがあった。 少年は、通話相手の友人に過去に一度だけ破られた掟の結末を語りだす。

海…… 広大な土地、 そこには人間がまだ探りきれていない無数の秘密が潜んでいる。 小さな水生生物から、巨大なクジラ、歴史の船、貴重な鉱物、 そして時には、それ以上の何かまで…… …