「短編ドラマ」を含む小説

フミオは中三の息子に作文のネタを提供したが‥‥‥

生前――煙草が好きだった父に思いを馳せる。

焼き肉を食べる野郎二人。 個室、二人きり、そして、告白！？ 【BLラブコメ　１８００字】

これが俺の道化の歴史だ。

重力族の母と宇宙族の父を持つキマイラの遺伝子研究者、エイミー・チェン。彼女には特殊な能力があった―遺伝子に刻まれた記憶を直接読み取る力だ。 ある日、研究所で発生した遺伝子記憶改…

　夕暮れ時が嫌いだった。 　安住の場所がなかった。 　さみしい、なんて言ってしまえば――温もりを知ってるから寂しいんだ。最初から知らなきゃ良かったんだ。『その感情の入口』に立た…

魔物調教所。 それは人のために働かせることを目的に、魔物を飼育・調教するための施設である。 そこでは１２歳の少女が働いており、幼い彼女こそが所長であった。 少女は依頼主の要望に…

幼なじみであり、友達以上恋人未満の関係である＜アキオ＞と＜ユキ＞。 一年間＜アキオ＞の家に居候し続けていた＜ユキ＞は、一大決心でバイトに応募するも中卒を理由に断られ続けていた。…

寒村で暮らす私は小説家を生業とする一方、村人たちの他愛もない相談を受けている。 特に深い事情を抱える者は夜にこっそり私の元を訪れてきて、 旦那のことや不倫についてぼそぼそと喋って…

　2021年春、コロナ禍真っ盛りの時期、とある地方の都会寄りの街にある大きなパン工場が潰れてしまい、従業員80数名は路頭に迷う羽目になる。 派遣社員の青年、遠藤勇太と小野田雄介…

彼の名前は、ゼナス。誰も彼の名前を覚えてはいない。誰も彼を愛してもいない。彼は、ただの人。道端に落ちている石ころ。でも、星を見上げ憧れて無残に蹴飛ばされ、川に落ちた石ころ。どんな…

2045年、人類の多くはバーチャル・ライフ・ポッドでの生活を選択していた。 ウェブデザイナーの佐藤美咲（28）も、そんな「箱」の中で5年間を過ごしていた。 「薔薇色プログラム」と…

僕の家族は妻と幼い娘。 小学生の頃から好きだった水泳を三十まで続けてきた。僕は一度たりとも表彰台に乗ることは出来なかったけど、いつかはオリンピックの舞台立つと思って小学生からずっ…

2045年、政府は国民の幸福を管理するAIシステム「ローズ・アイ」を導入していた。 幸福度12%。その数字の上に「薔薇色プログラム」への参加を強くされた佐藤美咲。廃遊園地で繰り返…

子どもの頃から絵画で神童と言われてきた兄貴だったが、天才も二十過ぎたらただの人。 プライドが高く、周りの期待もあり、自分なら東京藝大に合格し、画家としてキャリアを歩んでいくという…

夢を諦められなかった高校三年生。 歌いたい、ステージに立ちたい。私は、他の人よりも歌うことに自信がある。それなのにオーディションで選ばれることはない。審査員の人に言われた言葉が…