「どうぞ」を含む小説

偶然出会った“光のカケラ”。 名前も意味もいらない。 ただ、すっごく気に入ったんだ。 ――これは、偶然の発見や子どものような純粋な喜びを描いた詩。 “ただ感じる”という感性の自…

晩夏の午後、「潮騒カフェ」で出会ったのは、風とともに現れた青年・奏多。 ファジーネーブルのグラスに揺れるピーチとオレンジの色彩が、ふたりの記憶を静かに染めていく。 言葉より…

「何かお探しですか？」王都一と名高いローズリー書店で困っていたイレーネは、声をかけてきた優しそうな店員についつい悩みを打ち明ける。婚約破棄を言い出した相手アルフォンソに『愛の証明…

やっぱり読んでほしいから。 自主企画に合わせて書き下ろすうちに、増殖していった短編をまとめました。 お星さまがあまりついていないのもあるけれど。 このまま埋もれちゃうのはさみし…

本作は『再構成する者（リコンフィギュレーター）』のスピンオフ。 本編では描ききれなかった、“放課後”の彼らの姿を描く短編集です。 ふざけて、悩んで、笑って、少しだけ未来を見つめ…

「最近、糖分が足りない…」 「とにかく幸せな二人が見たい！」 「シリアスな展開はお腹いっぱい…」 そんな自分のために二次創作を書いてみました。 この物語には、心を抉るような悲しい…

怪談です。 聞いた話とか、色々・・・ どう思うかは自由です。 気になった話をどうぞ。 名前を考えるのが面倒なので、大体みんなＡさんにしておきます。ちなみに、Ａさんが同一人物と…

1巻と同じく、私の全作品から、セリフのみを選んで不定期で、紹介して行く予定です。 セリフと一緒に作品のリンクも貼ります。 たまに既存の作品以外の新たなセリフや書下ろしセリフ話も考…

少し変わった人達の少し変わった話です（多分）。 話を思いついたら更新します。 気が向いて、お暇で、くだらない話でも読んでいただけるような寛大な心をお持ちでしたらどうぞよろしくお…

Discord仲間より三つのお題を使って１時間以内に執筆するワンライ企画に誘われましたので参加してみました！ お題は、 『カクテル』『声』『廃墟のレストラン』 この３つを必ず使…

森にひっそりと生きる、一匹のスライム。 それは、ただ「たのしい」から素材を集めていただけだった。 けれど偶然――人間の少年が必要としていた薬草まで集めてしまい、ひとつの命が救えな…

金髪の美しい少女・ソニアは、しつこい求婚者に悩んでいた。お母様もお父様も頼りにならない。残る手立ては、願いを叶えてくれるという、恐ろしい魔女“チバリ”だけ── 深い森の奥を舞台に…

全国の子どもたちが憧れる、最高の公民組織。 そこに入ることは、人生の成功を意味し、 地位も、収入も、結婚すらも約束される。 首輪――それは、組織の一員として認められた者だけに与…

『俺』こと谷平良＜たにたいら＞は強烈な古文書マニアの高校生。同じく鮮烈な考古学マニアである双月灼＜ふたつきあきら＞は幼馴染であり、『歴史検証』に関しては毎度論争を繰り返す間柄だ。…

これは推しについて語る話だ。 誰もがみんな、推すべき人を見つける。 幸福になるために。 多分、そんな話だ。 カクヨム公式自主企画「この夏、あなただけの“好き”を届けよ…

王都の片隅、煤煙横丁（スモークサイド・アレイ）にひっそりと佇む酒場『止まり木亭』 店主は、スキンヘッドにサングラスという強面の男。無口でぶっきらぼうだが、彼の作る料理はなぜか疲…

　皆さま初めまして、或いはこんにちは。初音硝子と申します。 先日引いたおみくじに、私は「待ち人来ず」と言われてしまったのですが、彼の待ち人は来たみたいです。 いつか来るかもし…

お題「ささくれ」。 人のささくれを笑顔でひんむいていく悪原水折との戦い。 坂木父の文藝誌連載は、三木本高校シリーズ「坂木秀明の習作」をどうぞ。

生粋の魔道具オタク、西村修太郎。 第零部隊のエース、東洸一。 魔力の普及によって世界中に現れるようになった”霊種”。この霊種を討伐する第零部隊に新たに加わった魔道具オタクこと西…