「家族向け」を含む小説

あたしは花火大会の日、お姉ちゃんが執着している初恋の人に偶然出会ってしまった。それだけじゃない。ひとめぼれまでしてしまった。お姉ちゃんに伝えてほしいと預かった連絡先。神さまのいた…

家の前にずっとあるポスト。自分の気持ちを伝えることが苦手な咲葉が、周りの人との関わりにより成長する物語。 大切な人だからこそ、伝えることが難しい時もある。一歩踏み出す勇気をくれる…

さびれた商店街に現れた見慣れない三階建ての雑居ビルとその壁に張られた「夢のつづきを見にいこう」という手書きの張り紙。ビルの二階には怪しげな人物がお店を構えており、書いた内容の夢が…

父と母、そして自分--すべてを失うかもしれない一夜。豪雨が街を覆い、海と山に挟まれた村で人々は生き延びるために奔走する。水と炎、絶望と罪、そして母の最後の言葉。生き残った者だけが…

江戸下町の古びた長屋に、夜になると金を数えるという噂の黒猫――通称「猫さま」が現れた。最初は半信半疑だった住人たちも、次第に猫を囲んで日常の愚痴や喜びを語り合うようになる。 大…

ある晴れた日、僕と【ハナ】は思い出の場所を巡るドライブに出かけた。 18年、いつも僕の一番近くにいた彼女との日々に想いを馳せながら、ゆっくりと目的の場所を目指す。 これはかけがえ…

金のためにリベルタへの入隊を希望した。 一番簡単に貴族と顔を合わせられるのはここだったからだ。 ここにいれば、金が手に入る。奪うことも、できるからだ――

「お兄ちゃん私を抱いてください」「私を使って」「れ~お兄ちゃんもしかして興奮したの」妹がいつも俺にこんなことを言っていた！いつも俺の部屋に忍び込んでベッドに乗ってOOOするダメだ…

ある砂浜で目覚めた少年、「汐音」は少女と出会う。二人は記憶を失っていた。 目覚めた港町で、自分が何者なのか、自分の過去を探しながらその答えを見つけていく。 ひと夏の出会いの物語。

大陸南端に位置する王国ヴィサリア。 南海がその岸を洗うこの国で、王子エンリは生きることに戸惑いを覚えていた。 己が身に宿す強大な火は、大切なものをも焼き尽くす。 自分の力に呑まれ…

主人公・遥は陸上で結果を残そうと奮闘していた。彼女には密かな決意があった。それは「母さんを東京へ連れて行く」こと。父の死後、しがないハンバーガーショップでパートをしながら生計を立…

第14回角川つばさ文庫小説賞　応募作品。 800字、あらすじ（ネタバレ有り） 小学生の立木檸檬は弟の大樹が産まれ、この夏休みを田舎のお婆ちゃん家で過ごすことになった。 両親…

　突如、異世界に飛ばされたハルヒコとその家族。言葉も通じないこの世界で、ハルヒコ達家族は互いに支え合い、懸命に生きていく。 　だが、世界は無慈悲な色を浮かべ、家族は時代に翻弄され…

　佐藤良は教職についてからというもの、忙しない日々を送っていた。そんな彼はある日、懐かしい匂いに惹かれて、とある銘柄の紅茶を購入する。 　紅茶によって思い出されたのは、良が高校…

会社の休憩室でふと眠った社畜サラリーマン・鈴木太郎（44歳）は、目覚めた。 目の前に現れた《生前徳積み評価室》案内人・佐藤が告げたのは、「あなた、死にました」という非情な現実。 …

中学三年生の「私」は、家庭に問題を抱えながらも、父にだけは愛されていると信じていた。 しかしある日、父の失踪を知らされ、愛されていたはずの自分が捨てられたことを知る。

居場所のない少女は、SNSで死のゲームに出会う。「管理者」の甘い言葉に心を蝕まれ、危険な課題にのめり込んでいく。絶望の淵に立つ娘を、母の愛は救えるのか。魂の再生を描く物語。

家族に愛されたい、、、 そんな思いで僕は転生を選んだ。その結果、僕はあたたかい家族に産まれた。 しかし、10歳でその運命の歯車は変わってしまう。 追放された僕は、ある場所で卵を拾…

火事で家族、家を無くしてしまった主人公。祖母が管理するシェアハウスに住むことになった。 血の繋がりはなくても家族になれる。 色んなものを失った主人公が幸せになるためのお話。 あと…