「あやかし」を含む小説

火車に襲われ、妹の魂を奪われた月夜野燈。 彼女の体には、その火車の心臓と右腕が移植されていた。 怪異を祓う組織・皇夜協会で 虐げられながらも報酬を稼ぐ日々。 だが、理不尽な上…

【化物が〈隣人〉であり得た、最後の時代の物語】 舞台は幕末、江戸郊外の幽世庵(かくりよあん)。 変わり者の絵師・愁水(しゅうすい)は、絵に宿らせることで、化物たちに居場所…

式神『管狐』を従える陰陽師、土御門 京には悩みがあった。 『管狐』が強すぎる。 あと残虐すぎる。 ちょっと使うとすぐ死体の海が出来上がる式神に悩まされる土御門。人は彼を、『血だま…

私の元に嫁いできませんか？ 　叔父一家から虐げられていた女学生、朱音。 　雨の夜に家を飛び出した朱音は、父の葬儀の晩に現れた謎めいた男、狐堂に拾われる。けれど、狐堂家にはどうや…

■■ 白蛇のイケオジと出逢い、狐の美少年と暮らす「あやかしスローライフ」■■ 『キミ、死ぬの？　死ぬくらいならウチに来ない？』 ――人生に絶望した青年の前に、突如として現れた巨大…

高校１年生の浜野優輝（ユウキ）は、両親の離婚、再婚を経て、不遇な生活を送っていた。 優輝の義兄となった高２の奏汰（カナタ）もまた、とある事件によってトラウマを抱えながらも、表面上…

三百年前、世界を救った「秩序の神」奏（そうた）。 その正体は、不老不死の宿命を背負った「元・人間」の青年だった。 ​「普通の人間として、穏便に調査をしたい」 そう願って闇に…

※企画趣旨説明とあとがきは、近況ノートへ移動させました。 星森あんこさん自主企画『「〖魔女集会で会いましょう〗を再燃させたい！！」参加作です。 https://kakuyo…

雨が降り続く、古びた町。そこには不気味な言い伝えがあった。「旧家の娘は十八歳になると、愛する男を水に捧げ、人ならざる美しさを手に入れる――」。旧家の末裔である女子高生・香織。十八…

小学六年生の女の子、葛葉一夏(くずのはいちか)は、祖母の住む田舎の農村で夏休みを送ることになった。 化け狐伝説のあるその村で、不思議な少年、ヨウと知り合う。 決して触れることの…

（魔法のiらんどに投稿しようとして三千文字を超えたので投稿しました） 冬のある日男に助けられた女は、桜咲く春になって男の元にやってきて花嫁となった。 貧しいながらも幸せな日々を…

鎖国中の日本。 異国の船が立ち寄れるのは、長崎の出島のみ。 夜、出島に入港してくるボロボロで今にも沈みそうな船が一隻。乗組員は、骸骨である。そう、船は幽霊船なのである。 幽霊船に…

瀬戸内海に浮かぶ島『津野月島』 そこには古くから一人の『レイ』という名前の鬼の種族がいた 人類だけを捕食する『人の天敵』たる彼は、海の幸を島々の漁村の人々に与えることと引き換…

　高校球児に化けた狸の話を、母譲りの阿波弁でこてこて綴りました。思わぬアクシデントで試合出場のチャンスが転がり込んだ化狸の、汗と涙と肉球の物語🐾 　文月みつか様の自主企画「三題…

鈴の音で闇に呑まれたあやかしを浄化する役目を背負った『鈴乙女』の物語。

探検気分で廃墟を訪れた少年がひどい目に遭う話です。

　一人の人間、流雲蒼（ながれくも　あお）が歩む半生記。舞台は少し昔の日本。主人公は高校時代に山登りしたり、社会人になってカフェでバイトしたり農場ではたらきながら夢を追い続ける夢追…