「なれない」を含む小説

砦の兵士アンダルテミアは魔術士に憧れていた。 しかし体内に魔術核を持たずに生まれた者は魔術士にはなれない。 なので魔物の魔核を用いた魔術道具の研究と開発に没頭していった。 ある…

人生に絶望したことはありませんか？ 誰かを羨んでしまったことはありませんか？ 自分は何も持っていないと嘆いたことはありませんか？ 誰でも一度は考えたことがあると思います。 なぜ…

　落ちこぼれの見習い対魔巫女・桐島舞は、魔月の夜──仲間の全滅とともに“最悪の敵”と目を合わせてしまった。 　襲来したのは、かつて神として崇められ、今は魔界の頂点に立つ妖魔軍総大…

飲み込むだけで世界と繋がれる、脳で直接動かせる！　そんなカプセル型万能デバイス、"マイクロ・スマートフォン"の登場で世界は変わった。 ……何が変わったって？　まぁ、言うなれば人の…

幸福は数値で決まり、 不幸は国家に“処理”される時代。 親友・宙の《幸福指数》は38。 彼が“仮想の楽園”へ送られる日、僕は手を伸ばした。 ――幸せは、与えられるものじゃない…

吹奏楽部でクラリネット担当の小日向響には夢があった。それは幼馴染で初恋相手のフルート奏者である大月奏と二重奏をすること。 しかし、高校で再会した奏はとあるトラウマによりフルートを…

〜あの頃、野球ばっかりやってた〜 定年を迎えるまで42年、企業戦士としてがむしゃらに働いた。 生まれ育った故郷の地に舞い戻り、静かに暮らしている。 都会の喧騒から離れ、静かな…

32歳、経理事務の沖さゆり。 28で結婚して、東京のマンションで夫と二人暮らし。 子どもを「作らない」と決めている――少し前までは、当たり前に産むんだと思っていたのに。 ニュー…

「凡田（ぼんだ）君。君の命の価値は、再調達不可能な『一点もの』だ」 営業成績万年最下位の社畜・凡田は、会社の休憩室で頭を抱えていた。 終わらない残業、理不尽な上司、増え続ける…

空飛ぶ花束や浮遊する魔法薬、そして人も飛ぶ。魔導具があり、獣人などの人外も住む魔法世界。研究所の優秀な魔法薬研究者で努力家のブラジェナ。そんな彼女は協力関係にある美形のミステリア…

　2013年、夏。 　藤澤は川島疾風に憧れ、中谷勇次に嫉妬する。 　田舎極道に雇われて運び屋をしていた走り屋と、巨大極道組織の二次団体の組長の息子が槻本山で事件を起こした。 …

高校の軽音楽部に集まったのは、青春を「労働」と捉える詩人ベーシスケン、ポジティブマインド全開のヒロインナナに思いを寄せながらも翻弄され続ける。口数の少ない天才ギタリスト・タカシ、…

大学一年生の健太は突然の家庭崩壊に直面する。父の浮気相手は部下の男性だった。だが帰省して開かれた家族会議は、誰も予想しない告白合戦へと変貌していく。十年以上妻に拒まれ続けた父の苦…

近年、ネットメディアが普及するようになってから、新しいことわざ、格言、慣用句などをしばしば見かけるようになりました。 これらの言葉は、辞書などを探しても掲載されてないことも多いん…

傍目に見ると「穏やか」で「心広く」、「お酒飲めない人」と言われるけれど、その中身はどこまでも「殺伐」として「心狭く」、「酒は毎日飲んでいる」私が、日々の推し（家族）とのあれやこれ…

本作は恋愛小説『ノーアドバンテージの恋だから』のスピンオフにして、学園コメディ外伝。 原作で脇を固めていた個性派キャラクターたちが、今度は主役として大暴れ！ 舞台は光成学園高等部…

すべてをなくした『ゆうしゃ』の おんなのこ が いました。 すべてをすてた『まおう』の おとこのひと が いました。 ふたりは であって ころしあいましたが、ふと きがつくと き…

転生先は、徳川三代将軍・家光。 病弱と侮られ、乳母・春日局の傀儡（かいらい）と噂される「か弱い若君」—— だが、その実態は、現代日本の記憶と冷徹な合理主義（マキャベリズム）を宿…

好き勝手にフリースタイルで書く。 読書感想文も他の方の感想文も書こう。 前のエッセイみたいに面白いことがあったらそれを書いたり思うことを書いたり、時にはオネエとかも登場してお…