「ただ語りましょ～」を含む小説

学園の渡り廊下に米がばらまかれていた。誰が？　何のために？　それともただ落としただけなのか？　勝手に事件だとさわぐ迷探偵。面白おかしく報道する新聞部。自分勝手に口を出す有象無象の…

語られなかったことが、語り手になる。 この連作短歌「ナツガタリ」は、十首の断片がひとつの物語を編み出す、静かな語りの試みです。 蝉の声、風鈴の音、サンダルの足音——音の記憶が、語…

　いつもお世話になっております。 　「カクヨム夏の毎日更新チャレンジ」 　で8月31日まで更新すると500リワードもらえるとの事でエッセイを24日間毎日更新する予定です。 　脳疲…

好きなものについて語ります(短文・１話当たり約500文字) カクヨム夏の毎日更新チャレンジに参加しました！　8/10～8/31・全22話

『夢のけすかの欠片』─観る詩、読むモノローグ─ こちらは夢のけすか劇場。 短くて自由な “ひと幕” の詩や妄想語りが並ぶ、演目リストです。 涙あり、笑いあり、独白あり。 どこ…

　新学期の星見中学校。放課後の音楽室で、誰も触れていないメトロノームが鳴り続ける。理科棟では標本の目が光を避け、林間学校の夜は返事が一人ぶん多い。理由は語られない。ただ、皆で列を…

　誰かが誰かに語っている、怪談未満の不気味な話の羅列。 　ヤマなし、意味なし、オチなし。それでもよろしければ、少々、お耳を拝借――。　 　時々思い出したように更新していく、ホラ…

赤い折り紙で折った紙飛行機――それは、昭和の戦時下へ通じる“鍵”だった。無垢な五歳児の一人称で始まる語りは、玄関一歩の外で突如として時空をねじ曲げ、**「折り紙」と「赤紙」**と…

お留守番は、静かで小さな戦いだ。宿題、ケーキの誘惑、時計とのにらめっこ、そしてママへの忠誠心。けなげで、ずるくて、まっすぐで、ちゃっかりしていて、だけど本当に「えらい」あたし。そ…

「あの方、これから殺人を犯しますわ」 　僕が仕える平坂あやめお嬢様は、良家の令嬢のみが集まる帝国女学院二年生。そして、彼女は他人の「殺意」を視ることができる、特殊な能力の持ち主…

幽霊なんていない。怪異なんてものはない。 それを信条として生きてきた高校生・晴野叶維は、ある日友人の誘いを断り切れずに『こっくりさん』を行ったことで、明らかに人ではないモノを目の…

自作のあとがきを集めた反省室。 時々、矢芝の創作の楽屋話が混ざります。 創作論だなんて立派なものじゃ無いけれど、創作の年数だけは長いから、ここらでちょっと書き留めておくのも悪くな…

https://kakuyomu.jp/works/16818792438161467777 こちらはヒロインの1人語りでしたが、主が考えた台詞を入れてボイスドラマ向け、そして…

　小野塚様の自主企画、『お盆お彼岸怪談会』に、再び参加させていただこうと……。 　https://kakuyomu.jp/user_events/168187924383648…

異能を持っているだけで、傷つけられる。——それがこの世界の『現実』だ。 ものを宙に浮かべることができたり、他人の能力を数値化することができたり、はたまた未来を視ることができたり…

17歳のティッツァーノは、母親を交通事故で失い、孤独と絶望の中で過ごしていた。命の意味を見失い、人生に希望を見いだせず、屋上で死を決意するが、そこで突然現れた少年によって運命が変…

筆者が山道や夜道を散歩中、 遭遇した(かった)出来事を基に脚色した怪談。 身近に潜むホラーに焦点を当て、 少し大人な小話を怪談風に語ります。 真相がわかると、スケールの小ささ…

ある地方都市の高校に通う橋元友哉は勉強の成績はイマイチ、所属していたフェンシング部からも足が遠のき幽霊部員と化していた。 「思い描いていた理想の高校生活はこんなんじゃない！」 夢…

　犬はお好きですか？ 　太古の昔から、人間のパートナーとして共に生活してきた愛らしい生物です。 　ここでは、私の愛犬たちをその特徴と共に紹介して参ります。 　たった３頭のケース…

高校受験に失敗し、引きこもりだった「前世の僕」は、語りの断絶の中に沈んでいた。だが、マイナー古武術との出会いが、僕の語りを再生させる。空手、柔術、プロレス、ボクシング——それぞれ…