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概要
赤紙とは戦争の開始。では折り紙は?
赤い折り紙で折った紙飛行機――それは、昭和の戦時下へ通じる“鍵”だった。無垢な五歳児の一人称で始まる語りは、玄関一歩の外で突如として時空をねじ曲げ、**「折り紙」と「赤紙」**という同じ“あか”を帯びた紙の意味を反転させる。子どもの眼に映る〈見知らぬ兵士の理不尽〉と、大人の読者が背負う〈歴史の痛み〉が、ページの裏と表で交錯する構造は鮮烈だ。戻ってきた玄関から“囲炉裏の家”の残像が消えても、読者の胸には“赤い紙”の不気味な余熱が残り続ける。折り紙の軽さで戦争の重さをあぶり出す、二分で読める時代越境ホラー。あなたの紙飛行機も行き先を選べなくなるかもしれない。
見てくれてマジで感謝!これからも御贔屓に。
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