「忘れて」を含む小説

好きなことがあることは最強である 夢の中の自分が言ってた気がする言葉がいまだに忘れない 主に創作をした経緯や思ってること、裏話など書けたらなと思ってます あとは、どうでもい…

私達は親友だった――少なくとも、私の中では。 雪の降り積もる帰省中の街で、 かつての友達に再会した。 変わらないものと、変わってしまったもの。 覚えていることと、忘れてしまっ…

解離性健忘というものをご存知だろうか？ 俺には彼女の記憶がない。 強いストレスなどで記憶が飛んでしまうのだという。 ストレス、というとよくないイメージがあるかもしれないが、心の負…

事故で家族を失い、自身の記憶もなくしてしまった、識斗。 親友だった俺のことだって、忘れてしまっている。でも、一緒にいれば、思い出してくれるのかもしれない。 俺はずっと待ち続…

アイコは、辺境の村・境天でパンを焼きながら、静かな毎日を送っていた。 水路を見守るブイモンスター、屋上の畑、朝いちばんの焼きたてパン――それが“世界の全部”だと思っていた。 け…

八歳の少女ヴィダニヤは、 三十三年ぶりに現れた“白き羽根のパラマハンサ”。 彼女は力で救わない。 教えで導かない。 ただ、「ありがとう」という祈りを携えて、 巡りが止まった村々…

小学五年生の秋。 部活終わりの夕方、友達と三人で校舎のトイレに入った。 誰もいないはずの校舎で、 遠くから救急車のサイレンが聞こえてくる。 次第に大きくなる音に、 私たちは同…

エッセイから来て頂けました方ははじめまして。 私の小説をすでに読んでくださりました方はありがとうございます。 荒井祐一と申します。 ここではすでに公開しています私の小説とは別に、…

幼馴染みが光放つ魔法陣に消えた。人の記憶からも消えた。忘れぬように待ちながらいつの日にかの再会を待つ。沼に落ちた時、沼のむこうで懐かしい光を感じる。 主人を沼に落とした犯人をヤ…

森に棲む魔女は、月を眺めながら、長い時を独りで生きてきた。 かつて魔女に恋し、命を落とした男の言葉だけを、忘れられずに。 ある日、捨てられていた赤い目の子供を拾う。 弟子を名乗…

愛する人の記憶だけが失われていく「忘愛症候群」。この病を治す条件はただひとつ、愛する人の死である。 忘れたくない気持ちと、ともに生きたい気持ちに葛藤する紫苑と、忘れられることに…

僕は自分自身を問う。 美咲は帰ってくるだろうか。 美咲に陶酔していた僕。 僕自身に尾崎くんを重ねてた僕。 無意識な陶酔。 家の鍵を忘れた時、なにか壊れた。 そんな小さなことで僕は…

人類が銀河に広がり、数世紀にわたる平和を謳歌した「古き良き時代」は終わりを告げていた。 太陽系連邦という一つの単一政権が終わりをつげ、数多の星間国家が産声を上げた。 これは、そ…

主人公　「姶良　真人（あいら　まひと）」はノートを忘れ取りに行くと、そこには、知らにノートが一冊あった。 そこには、好きな人としたいことと箇条書きに書いてあり、真人はそれに勝手…

　恋人と仲間を失い、さらに顔を焼かれ仮面をつけて生きる男・朝倉風太郎。 　かつて小劇団とはいえ評論家から演技力を絶賛されていた俳優だった朝倉。復讐のため、芸名を己の真の名前に変え…

オライオン王国。 史上最も大陸統一に近づいた過去から『大陸の支配者』と呼ばれる一方、芸術家の保護に力を入れ、独自の文化を花開かせたことから『大陸の華』の異名を持つ大国。 そんな…

社会人の「私」は、雪がしんしんと降り積もる冬に、かつて夏休みに田舎町へ行った出来事を思い出していた。 私が夏休みの居場所にしていた、誰にも使われていない山奥の秘密基地。そこで私…

日本人が自然への感謝と信仰を忘れたとき、古より米の一粒一粒にさえ宿っていた八百万の神々は腐り始めた。 開発による自然の破壊、廃神社の増加、そしてSNSでの冒涜行為。 行き場を失っ…

――私は、甲子園のあの光景が忘れられない。 野球が大好きだけど、実力はイマイチな女の子、若葉優里（わかば ゆうり）。 優里は、中学最後の試合で野球を引退しようと決めていた。 高…

パパとママが離婚することになった。『願いが叶う』という古びた神社で『パパとママが仲直りをして、家族みんなで一緒に楽しく暮らせるようになりますように』と祈った私は『たくさん本を読み…