「怪談、 短編」を含む小説

　カクヨムに投稿している作家の皆さんなら、誰しも一度はネタ切れを経験したことがあるだろう。そんなネタ切れを解消できる妙案を思いついた……はずだった。 　面白いと思った方はよろし…

某ピエロの企画のための、個人的な備忘録。

旧友との再会。他愛ない会話のはずが、次第に奇妙な影を落としていく――。 都市の黄昏を舞台に描く、静かな短編小説。

「調子に乗ってる」 そう表されてイジメられた末に殺された僕の話を聞いてほしい。 あぁ。僕は特段怖い幽霊じゃないから安心して。 別に、彼らを呪おうともしていないし。 え？　理由？ …

前作「ポンコツなんて言わせない！『もののけハンター』さわこさん」の番外編です。　 短編の予定です。なお、続き的な内容ですが、前作の第二部ではありません。

ねっすい様は風邪を引いたときに熱を吸い取り、病人を楽にしてくれるありがたいお地蔵様。けれど、地元の人々は知っています。その御利益の裏に恐ろしい秘密があることを。

中学生が父親を殴殺したというセンセーショナルな事件。 オカルトライターの雨宮ジローは、その報道内容に違和感を持つ。過去の事件と照らし合わせて奇妙な共通点に気づき、謎に迫るため取材…

「このメールを読んだ人は、必ず 3人 に送ってください」 古びたチェーンメールのような文面を、軽い気持ちで削除した。 しかし翌日から、不可解な出来事と“数字の減少”が重なるように…

海辺の町にある、焼け落ちたまま放置された廃工場。 軽い気持ちで足を踏み入れた少年たちは、そこで「燃え残ったメモ」と「奇妙な写真」を見つける。 その瞬間、現実は怪談へと変わり――黒…

家の戸を閉めるな。 妻を亡くした失意から祖母の家に越した彼は、それを破るとどうなるのかを知らずに居た。 彼の身に降り掛かった突然の出来事を解決しに現れたのは、なんとも頼りない青…

学校である日始まった噂話、それは地獄への始まりニ過ぎなイ 一人また一人狂イ初める

暑い日が続く限り、ホラーを書いていこうかと。

気がつくと、私は夏の陽射しが照りつける農道にひとり佇んでいた。 遠くでゆらゆらと逃げ水が揺らめいている。奇妙な水音とともに、徐々に逃げ水が近づいてきて…… ※『小説家になろう』…

その町には、地図にない入口がある。 午前0時04分、霧の中に現れる切符と、誰かの足音。 15の短編ホラーが、やがて一つの出口に収束する。 バス停、鏡、川底、診療所、電話ボック…

駅に立つ、無言の男。 誰かをただ、じっと指さし続けている。 「人を指さしてはいけない」――誰もが知るタブーは、単なる礼儀では済まなかった。 噂では、指を向けられた者は必ず“不幸…

　とある地方都市にある公立高校。新入生の朝倉咲月は、迷い込んだ図書室で一年先輩の宵宮透哉と出会う。 　二年生で通称眠り姫、ならぬ『眠り王子』だという彼は、のんびりした人柄を好かれ…

1話完結の短編実話怪談です。 著者が体験した話、知人から聞いた話などを綴ります。 著者が怪談会で語った話や、別作の実話怪談部分に使用した話も含むので、「この話知ってる」的なものが…

　八月の最後の週末。 　私——加奈子は高校時代からの付き合いである恋人の啓太と親友の真穂と共に、街外れにある心霊スポットのトンネルに出向いた。 　そのトンネルには幽霊が出ると…

「意味が分かると怖い話」ってありますけど、本来「意味が分からない怖い話」のほうが怖いはずだ、という謎の対抗意識があります。クトゥルフ神話なんかはそうですよね。徹頭徹尾分からなくて…