「戦記だけど戦記じゃない」を含む小説

目が覚めたら知らない場所だった。日本人としての自覚はあるが、自覚しかない。 自分が誰かもわからないまま、安全そうな方向に足を進めれば、壁に囲まれた街があった。 街で仕事を探す…

聖堂教会の女司祭カンナは、老婦人から「行方知れずの息子を探してほしい」と相談を受ける。情に厚く、人助けを信条とするカンナは、聖王都ホッフヌルゲンを駆け、貧民区の一画で不審な二人組…

現代の裏社会に名を轟かせた史上最強の博徒、天崎望夢（あまさき　のぞむ）は、生まれつきの寿命が短い病気により、17歳で絶命した。 死後、望夢が天界で出会ったのは、地球を担当の一つ…

日本に住んでいたサラリーマン近衛蒼紫は飛行機に乗り気づくと異世界にいた。その世界はまるで1940年代の日本のようなとさせる国家だった

第0話「師匠が言った量産型の自称『魔王』」 　なあウェイン。例えば大魔王とかそういう凄い奴でさえ、全部の悪魔を掌握したのかどうか……それは誰にもわからないんだ。何故なら悪魔がどれ…

人類と魔族が争う世界。 辺境の村に住む少年、ウィルは魔物に襲われた危機を勇者ルナに救われる。 勇者としての重圧を背負い、孤独に戦う彼女を助けるためにウィルは勇者の旅に同行する。 …

この世界は物資が乏しい。 王国軍と帝国軍が資源を巡り争っていた。 かつて戦争は陸での戦闘が主流であったが、時代の移り変わりによりその様相は変わる。 新しい兵器の導入と共に搾取…

神原悠真（かんばら・ゆうま）は、かつて剣を握っていた。 けれど、ある戦いの最中で命を落とし——気づけば異世界の神殿で、 「聖女ユリス」 と呼ばれる少女の身体で目を覚ます。 祈り…

かつて大戦で王国を勝利へ導き、 “白銀の剣聖”と称えられた少女アリシア。 しかし終戦の地で力尽き、 彼女は長い眠りにつくこととなった。 ――そして時は流れ。 アリシアが目を…

　記憶を失った青年〈レイラ〉が目を覚ました世界は、恒星間航行を可能にした旧人類が滅んだ文明崩壊後の世界だった。荒廃し廃墟に埋もれた横浜で失われた記憶の手掛かりを探すレイラは、相棒…

ブラック企業に勤めるサラリーマン二人は、同日ほぼ同時刻に事故により異世界へ転生する。 しかし異世界では別の場所へ。 お互いが転生していることも知らずに剣と魔法の世界ーー神冥の狭間…

蒼いタイルが輝く青の都・サマルカンド。 その美しさに憧れながら、草原で暮らす名もなき少年がいた。 ――のちに“最強の征服者”と呼ばれる青年、ティムール。 部族同士の争いが絶え…

想い人への執着、地位への執着、人間性への執着……そして、力への執着。 主人公が最後に何を求めるのか、崩れてゆく人間性と共に、移り変わる願いに焦点を当てた、冒険ファンタジー作品です…

どこにでもいる普通の高校生（自称）である三剣城響輝は周りの人から『お前は普通じゃない』言われながら生活していた。これは決していじめではない。彼がこのように言われる理由はスペックの…

７年にわたった戦乱が終結し、アクルクア大陸は一時の平穏を迎えてはいた。 しかし、平穏の時代は、矛盾の発現とつながっていき、各国の不安要素は募っていく。 小国・ピレントの大反乱を…

『人は城、人は石垣、人は堀 情けは味方、仇は敵なり』 軍学書『甲陽軍鑑』を紐解くと、一首の和歌に出会う。 『甲斐の虎』と恐れられた戦国最強の武将の一人、武田信玄の信念が込められ…

　中原といわれる世界。 　かつてそこには『災厄』が存在していたという。 　『災厄』がどのようなものであったのか？今となっては定かではない。 　ある者は民を苦しめた悪逆の王であった…

天正10年、本能寺に炎が上がる。織田信長の死、豊臣秀吉の台頭、そして徳川家康の天下取り—— 歴史に刻まれた表の記録の裏には、誰も知らぬ「密約」があった。 黒衣の宣教師、バチカ…

本タイトルは「黎明の器たち」 精霊と、国家と、信仰を携える“器”を持つ者が、集い、世界を創る。 16億年前、そこには精霊が生活を創る世界があった。 世界大戦から800年後、名ばか…

紀元前221年。秦王嬴政（えいせい）は中華統一をなしとげ、自ら『始皇帝』を名乗った。だが秦の過酷な政治に苦しむ民衆の声が、二人の新たな英雄を産む。 無敵の武神、項羽。 気さくな…