「怪談、」を含む小説

平凡な私が転校したのは、8月だというのに雪が降る、山奥の「おかしな学校」だった。 そこで私を待っていたのは、血のように赤い瞳を持つ絶対的な権力者・生徒会長。 そして、毎日決まっ…

つかまえた

深淵は形のない「モノ」がはびこる世界。彼らはいつの日か形を得るべく、常に「こちら」を覗いている。入れ替わる贄を選ぶために。

人口五十万人を超える波座市（はざし）の主要駅・新汐野（しんしおの）。 その落とし物窓口には、日々さまざまな忘れ物が届けられる。 ありふれた品の中に──ときに、説明のつかない“何か…

学校の屋上に、いつも一人でいる先輩がいる。 彼は幼い頃から幽霊が見える体質で、そのせいで人と距離を置いてきた。 そんな先輩の前に現れたのが、一年生の少女・澪。 彼女は幽霊は見え…

　霊能力者・間宮響子は、「夜になると誰もいない病棟で回診が行われている」という不可解な噂を調査するため、地方都市の総合病院を訪れる。問題の七階東病棟はすでに閉鎖されているはずの場…

　妖怪の退治屋を目指している日髙　陽は『人喰いの屋敷』を倒したら退治屋として認めてもらうことになっている。 　そんな中、『百鬼夜行』という喫茶店を見つける。喫茶店には『雪女』や『…

これから語るのは、もしかすると、これから広まるかもしれない いや、広まってしまうかもしれない、「怖い作り話」です。 全部で壱百八話。どれも短い物語です。 しかしその中には、時…

生まれつき妖怪の見える体質を悩んでいた少女・花見崎ミサキは幼い頃、同じ体質の青年・八津剣ヤマトに危ないところを救われる。それから十年、長じて大学（准）教授になったヤマトとその助手…

いろんな土地で変わった風習や話を聞いて「あれ……風習って何処か似通ってるな」と纏めた手記。

怪異は、びしゃりびしゃりとやってくる。

　冒険者パーティ“燃える魂”に、魔法使いの欠員が出る。彼らが臨時メンバーを探しにギルドを訪れ、唯一契約可能な冒険者として紹介されたのは、飄々として妙に雰囲気のある、けれど手頃な契…

人の来ない小さな社で、つとめびとをしている少女がいる。 彼女は日々、御神籤や御守、絵馬や結び所を見つめ、 そこに残された「願い」と「名もなきもの」を書き留めている。 この社は、神…

　駅前の雑居ビル火災の跡地近くで、男がダイヤの指輪を拾ったことをきっかけに、不可解な怪我と予知めいた痛みに苛まれるようになる。霊能力者・間宮響子は相談を受け、指輪に宿る禍々しい怨…

夜の河川敷には、ある噂がある。 川に落ちて死ねば、幽霊としてこの世に残れるという噂だ。 そんな話を半ば信じていた「俺」は、ある夜、河川敷で一人の女に声をかけられる。

幽霊が視える女子高生・東雲恋白は、心霊スポットの廃墟で命の危機に迫る。 彼女を救ったのは、目隠しをした謎の幽霊の青年。 だが直後、異形の霊に呪いを受けた恋白は、生き延びる為に彼と…

Xにて投稿しているショート怪談を、 文字だけで公開しています♪ ・週に1～3話のペースで投稿中 ・インスタグラム（ https://www.instagram.com/occul…

容姿端麗、文武両道の完璧少女、 叶天　幽香〈かなた　ゆうか〉。 幽香には特異な力があった。そんな彼女が、体験した怪談話。

　霊能力者・間宮響子は、深夜二時過ぎ、自分の名前を正確に呼ぶ正体不明の存在から電話を受ける。「私は私を見ている」――その不可解な言葉に導かれ、響子は古いマンションの一室を訪れる。…