「……はずだったのに」を含む小説

じぶんできめたワードを試行錯誤してなんとか俳句にしてみるテストをしているつもりでした。

気付いたら、十六歳の聖王女アリアになっていた。 初心者にも優しい王道乙女ゲームのヒロイン――そのはずなのに。 ──中身は三十歳のアラサーOL。 勇者より魔王に萌え、 王子より…

　コレリア王国の王子ヴィトー・ラザフォードは、剣を一度振るうだけで砕けてしまう呪いに苦しめられ、まともに戦えない──はずだった。 　一本で足りないなら、持てるだけの大量の剣を重武…

　ヴィオレッタは、ヴィンセント王国でにて呪われた子として扱われてきた第三王女だ。 　ほとんど放置に近い状況で育ったヴィオレッタは、八歳のとき、姉である第一王女アイリスに拾われる。…

　かつて創造神として生まれた男は、役目を終え無に帰るはずだったとこがなぜか人へと転生していた主人公。 　特にやることのなかった神としての生活よりも人間の生活は刺激に満ち溢れ人生を…

　学校や職場の人間関係から乖離した人達へ。「また仲良くなりたい」努力しても、無駄です。一度群れから切り離された人は、もう二度と戻れないし、戻れたところでまた切られます。 　貴方を…

楽しかったはずなのに。 好きだったはずなのに。 苦しくなった。

※この『物語』はフィクションです。実在の人物・書籍・サイト・指南書等とは関係ありません。 ネットにも、本屋にも、あふれている「小説の書き方」。 その多くは成功体験の焼き直し…

その朝、私は青い石を拾った。 海辺で見つけた、鮮やかな青い石。 母の教え通り、私はそれを海に返した。 「拾ったものは、元に戻しなさい」 正しいことをした。そのはずだった。 翌朝…

俺、神咲　和輝（かんざき　かずき）は不幸のどん底に突き落とされました。 父親を失い、アルバイトもクビになって、早晩双子の妹、真奈と優奈を抱えてあわや路頭に………。 そんな暗い未来…

破滅フラグをすべてへし折り、学園を無事卒業した悪役令嬢オフィーリア。 「これで元の世界に帰れる！」と思ったのに――帰れなかった。 絶望の末に嫁いだのは、余命わずかな老人伯爵。 …

ヨーロッパに住む日本人男性十真が夕飯を作ろうとすると、あるはずの乾麺がなかった。 小さなハプニングを機に、夫とのゆっくりとした時間が流れていく。 ※創作BL作品です

　勇者が伝説となった地に、新たな英雄が誕生する 　サラランヌ大陸の東の果て、クレーゼル。かつて、その地を襲った魔王を退治した勇者アイヴァンとその仲間たち。 　その中に『拳聖』と…

高校生の私は、ごく普通の毎日を過ごしていた――はずだった。 ある日、家の片隅に現れたのは、ドライで素っ気ない鈴の付喪神。 付喪神を認識したが故に足を踏み入れることになったのは、…

「大好きな友達が死んだんだよ。しかも、2人も。それで十分だったの。あたしが死んだ理由なんて」　 　動物霊、妖怪、神……それらを自分に憑依させ、それぞれ異なる能力を使うことがで…

いつも通りの朝。 いつも通りの夜。 けれど、ほんの少しだけ、何かがおかしい。 鳴るはずのないインターホン。 いつもと違う帰り道。 知らない誰かの声。 そんな「違和感」に気づ…

　貴族の令息令嬢の通う王国随一の学舎であるカルタナ学園の卒業パーティーでカルタナ王国の第三王子であり元婚約者のアーノルド・ヴァン・カルタナから突然身に覚えのあるような無いような罪…

俺、倉科理（くらしな おさむ）。 前世は「だるい」が口癖のごく普通の無気力系男子高校生。部活は当然帰宅部。人生の目標は「何もしないこと」だった。 そんな俺が手違いで命を落とし、…

　何かから逃げていた悪夢から目覚めると、友好的な女性『橙山(とうやま)』と真面目そうな男性『八旗(やはた)』と地下鉄に乗っていた。そこまでの記憶がまったく無い。自分の名前は『笹井…

どこにでもいる女子大生、君野華（きみのはな）は、大学の廃校舎の肝試しをしていると、あるはずのない十三段目の階段を登った先のあるはずのない階で、白銀の髪の眠り姫と出会う。 それは、…