「春らしさ」を含む小説

花粉症で春がちょっと嫌いな彼女とすぐ赤くなってしまう彼の話。 X（旧twitter）に放流してきた作品のまとめ。 140字～掌編程度の物語の集まりです。

冬の澄んだ空気の中、静かに始まる新年。 深見小春と水瀬奏は、初めてできた親友として迎える最初で最後の正月を、神社の境内で過ごしていた。 しかし、奏は春には遠く離れた街へ引っ越し…

　高校受験直前の中学三年生、柏木《かしわぎ》祥太《しょうた》は、受験生でありながら幼いがゆえに、受験の重大さが分かっていない。 　ある日、ホームルームの後、担任から望みの県立高校…

鼻もげさん、それは鼻の妖精、鼻の妖精ってなんのこっちゃ(。´･ω･)? なんとなく、思いついて作ったAIイラストのオリジナルキャラが元のお話です。 ☆童話＋コメディ★ ・AIイ…

春、別れと始まりが交差する季節――。 「卒業」を前にした高校生活最後の数日、彼と私はお互いに言えない気持ちを抱えていた。 笑い合いながらも、心のどこかで「別れ」の足音が近…

貧乏暮らしの春兵ヱ＆秋親は、やたらめったらすごくて偉いと噂のゴトウ先生に儲け話を教えてもらう為、朝から出張る。立てば一刀斎、座れば春信、歩く姿は菊之助――とは貧乏長屋でも評判の法…

私は１５歳の春に自殺した。そのつもりだった。 だが、私は目覚めた。そして、私の体は妊娠していた。 しかも、相手は私をいじめ抜き死に追い込んだ黒木卓だった。 500PV 突破あ…

春の浜辺、静かなパン屋と一つのベンチ。 毎朝同じ時間に現れ、クロワッサンを食べる“君”。 その隣に座る“わたし”は、想いを伝えられないまま、ただ隣にいる。 ——好きだった。でも…

高校生活もあと少しを残すだけとなった、とある冬の日。 受験勉強で教室に残っていた私は、クラスメイトにお願いされた。 「私と付き合って」と―― 山あいの小さな町の、小さな高校の小…

春のつれづれに 考えてみた

あるのどかな春の日、俺は刺殺された…。 フリージャーナリスト・瀬名怜士（せな れいじ）は、権力の闇を暴こうとした だが、その正義は歪められ、ネットの誹謗中傷の果てに刺殺される…

登場人物 わたしーーーーーーーーー主人公、語り手 鳥持捜志(とりもちさがし)ーーー超能力探偵 秋冬春夏(ときとうはるか)ーーーー秋冬財団 奈麻玲(なまれい)ーーーーーー奈麻団体、…

売られた女は箱庭で体を売る。逃げ出したいと、素敵な人と結ばれたいと、そう夢を見はするものの、希望を持てずにいた。 しかしある日、彼女の前に現れたのは春のような印象の男。抱きもせず…

恋は、いつも遅れてやってくる——。高校最後の春、和泉彩葉は臨時教師・湊悠真に出会った。冷静で知的で、どこか遠くを見ている人。だけど、その声はどこまでも優しく、言葉には不思議な力が…

違和感とはどこから来るのでしょうか？

　怠惰な大学生、町田大翔は、長い春休みを無気力に過ごしていた。そんな中、ある日出かけた散歩先で、道端で占い屋を営む少女、ソフィアと出会う。 　自身を魔術師の生き残りだと明かし、…

不安と期待が混じった新しい世界へ飛び込み君へのエール

幼馴染からの「好き」は渡されなかった。 いや── 受け取れる器を、俺はとうに捨てていたのかもしれない。 カラスがさらっていったのは、あの子の気持ちだったのか、 それとも、俺の過…

校庭に残ったのは、伝えられなかった「好き」の二文字と、走り去ったわたしの後悔だけ。 春の光も、別れの言葉も、優しくなんかない。 誰かが変わっていくたびに、わたしの世界は壊れて…