概要
その木はもう、俺の手では届かないところで実を付ける。
同じ道、同じ日々、代り映えしない同じ気持ち。
その夢の木はもう、俺の手では届かないところで実を付ける。
それでも朝が来て、明日も未来もやってくる。
この人生は続いていく。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!落ちた葉に残る、言葉の色。
「見る前からつまらないことが確約された映画のように、俺は今日も朝を起きる。」
そんな乾いたようなフレーズから、”見つからない答え”を探す時間が始まる。
作者様らしい比喩が重ねられており、
少しだけ読みづらさを感じる方もいるかもしれない。
ただ、この比喩が毎度お洒落なのだ(笑)
内容的には暗いようにも感じるが、話が終始夢の木のモチーフとして一貫しており、
どこかそれだけではない色がある。
そしてこれはどこか、身近な話にも感じる。
大きな夢の木は、誰の中にでもあるものなのかもしれない。
その木から落ちた葉の色は、それぞれ違うとしても。
信号が青だから歩き出す。
誰だって、そうする他にな…続きを読む