概要
明治三十五年(1902年) 八甲田山雪中行軍遭難事件
210名中199名が命を落とした日本史上最悪の遭難事件。
――もし、その地獄の行軍に『失敗の歴史』を知る者がいたら?
~ 生存率5%の絶望を覆せ ~
現代日本から、明治時代の「陸軍少尉・小林守」として転生した主人公。
目覚めたのは、あの八甲田山雪中行軍演習の直前だった。
特別な身体能力も、軍事経験もない。
あるのは、後世に語り継がれた『失敗の記録』と、現代の『サバイバル知識』のみ。
「演習は中止できない。上官の軍規(ルール)も覆せない」
――ならば、俺が犠牲者を、出させない。
生存率5%の絶望を覆す、歴史改変サバイバル。
絶望的な制
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!現代知識で歴史を塗り替える、八甲田山“生存”行軍記
日本史上最悪の遭難として語られる八甲田山雪中行軍。
その地獄へ現代日本から転生した少尉・小林が挑む物語は、史実の重さとフィクションの希望が絶妙に交差します。
特別な能力はなく、あるのは「失敗の記録」とサバイバル知識だけ。
それでも靴下の重ね履きや握り飯の保温、雪濠の改良、等高線入りの自作地図など、地道な工夫で“犠牲者ゼロ”を目指す姿が胸を打ちます。
観測史上最低気温の大寒波、断崖絶壁、死の彷徨――
史実では兵が倒れた道を、彼は仲間全員の命を背負って進む。
絶望的な状況を知識で覆す、緊張感と敬意に満ちた歴史改変サバイバルです。 - ★★★ Excellent!!!現代の知識をもってしても圧倒される雪山の怖さ
歴史上、最悪の雪山遭難と言われた八甲田山雪中軍事演習。小林少尉として転生した主人公のIF雪山サバイバルストーリーです。
現在の知識はあるのなら、そりゃチートでしょと思いますが、ことはそう簡単に進まない。主人公が求めるもの(防寒アイテムなど)を完璧に再現できる物がなかったり、そもそも技術がなかったり。また、当時の常識や思想が大きな障害となって主人公の前に立ちはだかったり。
何より、現代の知識を凌駕してくる雪山の怖さ。(そもそも現在知識があれば、演習は中止になるなはずで……。) 知識で知るのと、実際に目の当たりにするのとでは大違い……そんな極限状態のリアルさもこの物語ではしっかりと描かれて…続きを読む - ★★★ Excellent!!!八甲田山雪中行軍遭難事件。全員生還を目指せ…!
八甲田山雪中行軍遭難事件。
日本史における最悪の遭難事件です。
そこに現代日本から、小林守少尉として意識のみ転生した主人公。
現代知識と、歴史の知識をもって、八甲田山雪中行軍遭難事件を止めるために奮闘します。
持っているのが知識だけというのが凄い。
果たして皆が生き残れるのか。
はらはらしながら読むことになります。
文章は簡潔で癖がなくとても読みやすいです。
知識としてはこの遭難事件を知っていましたが
文章で、IFを語られると、史実でもこうだったら…と本当に無念な気持ちにもなります。
生き抜くため、誰も死なせないために、奮闘する小林少尉。その姿、成果に、彼を信頼しはじめる軍部の方々。…続きを読む