前書き抜きで単独で読んでも面白い。和風伝奇ホラーとして筋がいい。冒頭の「破壊せよ」を叫ぶ群衆シーンが最強。フライパン握った生気のない老若男女、あの画だけで引きずり込まれる。「二週間犯罪がゼロ」という異常の出し方もうまくて、平和が恐怖になる構造をわかっている。古文書の一文で世界の仕組みが一気に開くのと、登場人物の名前に伏線が仕込まれているのが知的で楽しい。キャラの名前を見た瞬間に「あっ」となる設計。完結を楽しみにしております。
化石が見つかった町で、少しずつ日常が変質していく感じがじわじわ来る。最初は「犯罪が2週間ゼロ」って話、良いことじゃんって思ったら大瓦さんが「だから心配なんだ」って言うのが好きで、そこで一気に不穏モードに入った。ここで「あ、そういう話だ」ってなった。
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