タイトルの意味を知ったとき、あなたは思わずニヤリとさせられるだろう。
- ★★★ Excellent!!!
森博嗣先生の超有名作品のタイトルを一文字変えただけでこんなお話に様変わりするとは……。
ある日、私こと我妻あかりの元に女神が現れた。女神は容姿端麗で自信に満ち溢れており、あかりは強いコンプレックスを抱えてしまう。
そんななか、女神は「願いを一つだけ叶えてあげる」と申し出てくる。果たしてあかりの叶えてほしい願いとは――。
その願い事に思わず笑ってしまいました。人間誰しも「一つだけ願いを叶えるとしたら?」という問いについて一度くらいは考えたことがあると思いますが、本作の願いを夢想する人はなかなかいないでしょう。……いや意外といるのか? 僕にはあまり分かりませんが。とはいえ「一つだけ」と言われてこの願いを叶えようとする人はやっぱり皆無でしょう(笑)。
あかりの願いが叶って以降は、一種の「if世界」を描く作品へと変わっていきます。本作をはじめとして、『香車消失』や『一流弁護士』などなど、ゆいゆい様は設定に一捻り加えるのが非常にお得意だなと感じました。