概要
白いスカートと長い黒髪をひらひら揺らしながら、屋上の縁に裸足で立つ女の子に、僕は説得を試みる。
その説得は、上手くいくのか。
※自殺という重い題材なので、残酷描写有りとさせていただきます。自殺系の文字が苦手な方はご注意ください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!酒の肴にする話には
僕は酒の肴に友達に昔の話を話しだした。
僕は犬の散歩中に、マンションから飛び降り自殺をしようとする女の子を発見する。理屈もなく止めに行き説得する。
毎日、会いに来ると約束し、二人の仲はだんだんと甘い色を帯びていく――。
ふたりが仲が深まるにつれ、ああ、良いなあ
恋が始まるのかなぁと思いました。
ところが話は相変わらず軽く、しかし不穏なものになって行き――。
文章や構成力がとてもお上手で、感心しながら安心して読めました。
まだ高校生でいらっしゃるとお聞きして驚いています!凄いです…!
リードを持つ人によって未来が変わる。そんな理不尽さも表れていました。
人の表と裏が書かれていてとて…続きを読む - ★★★ Excellent!!!作者にリードされた先に見えるのは……絶対に見えるはずのなかったモノ。
おもむろに始まる「僕」の酒の肴の思い出話。それはマンションの屋上から飛び降りようとしている少女を見つけたときの話だった。
現実に絶望していた少女だったが、「僕」と頻繁に会ううち、少しずつ心を許すようになってゆく。
今回のテーマは「自殺」。かなり重たいテーマですが、やや軽快な筆致で語られていきます。それが“酒の肴”としての語り口にマッチしており、するすると読むことができます。
「僕」と少女のロマンスは、読んでいてとても幸せな気持ちになります。二人が交わすとある“約束”。二人の距離が日を追うごとに少しずつ近づいていく描写――。
餡団子様の作品あるあるですが、本当に「何を書いても…続きを読む - ★★★ Excellent!!!嘘は言っていない「僕」と、なぜか寒い部屋
飛び降り自殺をしようとしている女子大生を見つけた「僕」は、彼女の説得を試みます。
説得するうちに、二人はだんだん惹かれ合って――
二人の掛け合いが軽妙で、心をくすぐられます。
「僕」は彼女をうまくリードできるのか……。
この「リード」という言葉にも複数の意味があったりして、言葉遊び的な楽しみも味わえます。
そして最後に待つのは意外な結末!?
意外だとしても、「僕」は嘘は言っていないところがポイント!
読者は「僕」の話を聞いている親友という位置づけなので、そのことを意識して読むことでもドキリとする仕掛けがあります。
とても面白い作品なので、ぜひこの物語をリードしてみてください!! - ★★★ Excellent!!!衝撃を受けました
独特な雰囲気の作品でした。
この話は、ある男が親友に自身の体験を語るという形式で進んでいきます。
その男は社会人になってから数年が経った時、マンションの屋上から飛び降り自殺をしようとしている女の子を偶然発見したようです。
主人公は彼女が飛び降りるのを防ぐために説得を試みます。そして彼女との奇妙な関係が始まっていく……。
始めは恋愛ものかな、と思っていたんですが、なんだか不穏なかんじがだんだんしてきて、終盤で衝撃的な真相が明らかになり、「ひえ……っ」となりました。
ミステリーですが、ホラー的な要素もあります。
構成が素晴らしい作品でした。おすすめです!