こじらせ捲くった劣等感が神を殺す

失恋の疼きと長年の劣等感に凹む大学生、あかり。
彼女の前に現れたのは傲慢で完璧なボディの女神カトレア。
施しのように〝願いをひとつ叶えてくれる〟
そう言い放ちます。

既に地に落ちていた自己肯定感をカトレアからさらに下へ地の底へと落とされたあかり。
呻吟の中で弾かれた、その願いとは。

〝比べること〟から逃れられ得ない人間の愚かさと儚さが導いた物語。

驚愕の結末は、読む者を唖然とさせる事でしょう。
この一点のために、すべての文章が組まれていたとさえ思われます。

最後の瞬間に目眩のするスペキュレイティブ・フィクションへと変わる物語。
ひととき眩惑をご堪能ください。