概要
敵と戦うたびに、まるで使い捨てかのように毎回一度の戦いで武器が壊れてしまうのだ。
国から紹介された『世界一の武器職人』の魔法使いカイルに武器を作って貰っているにも関わらず、壊れてしまう剣の出来栄えに納得できない春人は、カイルといつも喧嘩ばかり。
だがある日、春人はカイルがどうやって武器を作っているのかを知り、次第に彼への態度を改め、二人の距離が近付いていく。
世界一の武器職人であるカイルが、春人の武器を完璧に作れないのには理由があって──?
果たして春人は壊れない完璧な剣を手に入れることはできるのか?
元気いっぱい感情のままに突っ走るワンコ青年と、ちょっぴり捻くれ者の魔法使
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!全キャラ愛おしすぎて胸が苦しい!🥺
読み終えて、まず溜息が出ました。登場人物一人ひとりの心情があまりにも丁寧に、大切に描かれていて、読者として(そして一人の書き手としても!)「こんなに深く描けるなんて!」と嫉妬してしまうほどの筆力です。
特にお気に入りは、ハルトとカイルの絶妙な関係性。
過去の傷を抱えて「(元の世界には帰りたくない)、カイルのところに帰りたい」と願うハルトと、彼を大切に思うがゆえに「元の世界に還してあげたい」と奔走するカイル。二人の想いが真っ直ぐすぎて、読んでいて思わず「お願いだから二人とも、もっとゆっくり話し合って〜!」と画面越しにエールを送りたくなってしまいます。その「もどかしさ」こそが、この物語の最大の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!帰る場所は、ここだから
絵に描いたような異世界召喚、ハルトに課された役目は『勇者』として魔獣を倒すこと。
どこにでもありそうな、ありきたりな物語。けれど、勇者として戦うために用意された、世界一の武器職人、カイルの作る剣は、ハルトが使うと毎回粉々に壊れてしまった。
無愛想で口の悪いカイルの態度に、喧嘩したり腹を立てたり。
けれど口の悪さとは裏腹に、カイルが差し出してくれるものは不思議とハルトの記憶にある地球での思い出のものばかりで……
真っ直ぐなハルトと不器用な武器職人券魔法使いのカイルが少しずつ歩み寄り、心を通わせていく姿にほっこりさせられつつ、お互いの寂しさに寄り添うような、優しい色で世界を彩っていく作品…続きを読む - ★★★ Excellent!!!帰る場所は、君のいるところ
勇者召喚とかって、やられた方はぶっちゃけ迷惑じゃないですか。世界を守るための最終手段だとしても、私なら魔物や魔王と戦うなんてホント無理。
この作品はそのへんのせめぎ合いが大きな鍵になっています。
祖母の和食を夢に見るハルト。
勇者を作り上げる片棒をかつぐことに罪悪感(プラス自身の後悔)を抱くカイル。
勇者という犠牲を払う罪を知りつつ国を守りたいクロルツ。
三者三様の心がジワジワ進み、ぶつかり合うドラマが丁寧に描かれていました。
世界の裏側にある秘密なんかも垣間見えてきて――でも10万字でいったん完結なんですね。いずれ二人が「名前を呼んではいけないあの人」wとの決着をつけるのが楽しみです。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!二人の不器用で時に真っ直ぐな愛情深さに胸がジンと熱くなる
BL作品ではありますが、友情が主軸になっているので初心者の私でもとても読みやすい作品でした。
国を救う勇者として異世界に召喚された春人。
その彼を温かく見守る世界一の鍛冶職人カイル。
ケンカばかりだった二人が、不器用ながらも互いの欠けた部分を補おうとする姿にときめいたりドキドキさせられたり。
ワンコ系主人公の春人は大切にされる側かと思いきや、そこは勇者の器をもつ男。
しっかりと光の導となってカッコよく物語を引き立ててくれます。
もだもだしながらも歩み寄っていく二人がどんな結末を見せてくれるのか。
最終話まで目が離せません!