人狼伝説がある田舎の村。慕い合う従兄妹。見守る大人たち。それぞれに、誰かを守りたいと覚悟を決めて唇をかみしめる。そして、その家族がどこへ向かうのか。そのとき、白い子犬と狼たちは何を感じたのか。ハラハラドキドキしながら一気に読むことができるダークファンタジーです。ぜひ、読んでみてください。
小さな村に暮らす、少女と少年。二人は幸せになる可能性があったかもしれません。ある人がある選択をしたために、大切なものが失われる。そんな哀しみが切ないです。それでも、ヒロインの姿を見ていると、この先にもまだ物語がある、と信じたくなりました。
自分たちの都合に沿わない相手にはいくらでも残酷になれる。悲しいですねぇ。
穏やかで確かな運命の流れが在った。その気配がいっそう物語の悲しみを深くしています。皆が自然の流れに従っていれば。捻じ曲げてしまわなければ。在ったであろう、穏やかな幸せの残光は、月の光に照らされて、今も哀しく瞬いているようです。
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