伏線回収が素晴らしいミステリー作品

  フロイトが主人公だったり、のっぺらぼうが主人公だったり、天照大御神が主人公だったり、次はなにが来るかと思ったら、今度は猿の手がきましたか。
 
 猿の手は願いを3つ叶えるけど、よくない形でそれが叶ってしまうという呪物ですね。
 XXXHOLiCとか化物語でも出てきましたね。

 それ以外にも有名なミステリー作品関連のネタがたくさんでてくるので、ミステリー好きはニヤリとする場面が多いのではないかと思います。

 さて、この作品がどういう物語かについて、ちょっとだけ語ります。
 主人公は乃手ルイジという大学生、友人の佐川流助、門木汎子、今川ディクシーの三人と孤島にある別荘に行きます。
 そして嵐がきてしまった夜、ルイジは何者がに殺されてしまいます。
 彼はなんと目覚めたら、猿の手になっていました。
 事件が起きたとき、そこは密室だった。
 ルイジの友人たちは猿の手を使って、事件の謎を解こうとする……というのが序盤の大体の流れです。

 伏線が丁寧に張られていたんですけどね、私は気づきませんでした。
 伏線が回収されたとき、「そうだったのか!」と驚嘆させられました。

 一流のミステリー作家の技術が詰まった作品でした。ご一読をおすすめします!

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