概要
その銃声(アリア)は誰が為の救済か。嘘の鳥籠で少女は引き金を引く。
――その銃声は、絶望を書き換える「歌」になる。
電脳空間『バレットフィリア』。そこは、銃火器とスキルだけが法となる、弱肉強食の仮想世界。 引きこもりの少女・詩祈(しき)は、唯一の家族である従兄の聖門(まさかど)を支えるため、二丁拳銃を手に戦場へと身を投じていた。
「大丈夫だよ、マサ兄。私が稼いで、マサ兄を楽にさせてあげるから」
献身的な聖門に守られ、平穏な日々を過ごす詩祈。 だが彼女は知らなかった。聖門がかつて『マッド・クロック』と呼ばれた伝説のデバッガーであったことを。 そして、彼がその翼を折ったかつての「相棒」が、復讐の牙を研いでいることを。
暴かれる過去。血を吐いて倒れる聖門。 少女が信じていた「優しい鳥籠」は、残酷な真実によって内側から崩壊していく。
救うために撃つのか。
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