虚飾というエゴの下、人の存在はただの数字に変えられる

承認欲求は、人の存在をただの数字に変えてしまいます。
RTの数、いいねの数、フォロワー数。
増えれば増える程、その存在は希薄化し、ただの積み重なった数字へと変じていきます。
そしていつしか、その数字を増やすことに執心するようになるわけです。
例え、姑息な手段を使うようになったとしても。

本作品は「SNSのフォロワーが減った原因は?」という身近な話題でありながら、その奥に見え隠れするSNSの中毒症状とでもいうべきテーマが見える、なかなかに奥深い作品です。
本題であるミステリー要素もさることながら、そのテーマへの切り込み方にも注目していただきたいです。
短くあっさりしているので、ミステリーが苦手だという方でも気軽に読んでいただけるかもしれません。
是非お目通しを。