その手は命を救い、命を葬る

 とある仕事へと向かう侍、以蔵。これは彼と、その道中に出会った野良犬とのお話です。

 現代より死が近かった時代。侍として生きる以蔵の手は、刀を握らざるを得ない。以蔵の哀愁や心に秘めた葛藤などが手を通して描かれています。

 時代小説は難しそうで苦手意識を持っていました。でもこの作品は読みやすく、物語もすっと入って来ます。

 以蔵の手に残るモノは何なのか……お楽しみください。

 

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