概要
1本1億円、残りは9本。救うのは愛か、復讐か、それとも狂気か。
2031年。元公認会計士の投資家・玉城 賢(たましろ けん)は、保有銘柄の財務分析中に、世界を揺るがす「数字の歪み」を発見する。それは、南極の永久凍土から解け出した古代微生物「ネクロウイルス」のパンデミックに備える、外資系製薬大手の極秘投資だった。感染すれば代謝が書き換えられ、自己免疫の暴走により体温を失い、死に至る。 玉城はユダヤ・コミュニティの繋がりを介し、1本1億円の制御剤を10本、資産の大部分を投じて手に入れる。手元に残されたのは、自分以外の命を救うための9本のアンプル。 学習障害とうつ病を抱える母、かつて愛しながらも振り向かなかった女、自身を裏切った地元の連中、そして窮地を救ってくれた友人……。さらに、玉城がワクチンを所持していることを聞きつけた大富豪や犯罪組織までもが、その「生存
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