冴えない中年のおじさんが祖父の残した魔法と異世界へ扉に出会い、2 つの世界を行き来しながら並行して物語が進んでいくお話です。
ハーレムや俺tuee要素はありますが、ステータス画面やレベルといった胸焼けしそうな設定や描写はなく、すっと物語に没入できます。
私は作者様の別の作品が好きでこちらも読み始めたのですが、別作品では見かけなかった「まあ、◯◯◯」といった、「まあ」から始まる文言が、中盤以降から1ページに何度も何度も登場するのが少しだけ気になってしまいました。
ひとりのキャラクターだけでしたら「そういう口癖なのかな」と思うのですが、部屋にいる人物みながそうなので少し目が滑ってしまうかもしれません。
ともあれ曇らせや胸糞な展開にはならないらず、終始あかるい気持ちでテンポよく楽しめますし、男性向けではありますが幅広い年齢層で楽しむことができる素敵な作品だと思いました。
今後の展開にも期待しています。