聖術を使えない令嬢、オリヴィエが挑む戦い

主人公は、聖術の大家・ヘルムタール家に生まれ、聖術の才能がない令嬢、オリヴィエです。
この世界には《大禍》を滅ぼす手法は聖術しかありません。
彼女は聖術の才能がないがゆえにヘルムタール家を絶縁されたあと、精霊術・体術・銃術・呪術・錬金術を学んで、《大禍》を滅ぼす強力なサポーターに成長します。

対《大禍》では切り札となる聖術ですが、人間同士の戦いとなると、必ずしも聖術が最強ではないところがポイントです。

幼かったときは絶望や、虚無などを抱えていた彼女はそれを乗り越え、第1話で既に精神的に強靱になっています。
見た目は「やる気はないが、やればきっと一流」と、けだるさと余裕の同居した感じ。
彼女の仕事ぶりはプロフェッショナルで、読んでいて清々しくなります。

舞台となる世界の文明度は高く、バイクや車のような物があり、紙幣が使われ、ローンの概念もあります。

彼女は帰郷し、第1話で聖術師アンジュリーゼとともに一体の《大禍》を滅ぼしますが、この出来事をきっかけに彼女は国際的謀略に巻き込まれ、以降、対人間の謀略戦、及び人間ドラマがメインテーマになります。

オリヴィエは謀略戦を生き残れるのか? 一度オリヴィエを追い出したヘルムタール家は彼女をどうするのか? この辺が見どころ、読みどころと思います。
第12話まで読みましたが、面白かったです。お勧めします。