私も同じような原因でイチゴが死ぬほど嫌いになったからよくわかる……

私はイチゴが嫌いです。
イチゴ味のスイーツの類なんかも嫌いです。
恨みすらあると言ってもいいかもしれません。
このことを話すと、普通の人はことごとく「えぇー、嘘ーっ! あんなに美味しいのにーっ!」とか、「見た目もこんなにかわいいのに!」とか、イチゴの事を賛美するんですよね。

わかるっちゃわかるんです、糖度が高くて、適度に酸味もあり、何より赤くてかわいらしい見た目をしている。
でも、それらを頭では理解できるだけで、食べたいとは思えないですし、食べてくれと頭を下げられても願い下げなんですよね。
前職で生協の配達で下請けをしていた際に、配達先の強情なクソバb……おばあさんに「善意のつもりで」イチゴを押し付けられた際はブチ切れそうになるほど困りましたし、当時の同僚からイチゴ味のポッキーを差し出された時は「嫌がらせ? それとも喧嘩売ってる?」と思わず口にしてしまい場の空気が凍り付いたこともあります。

それもこれも、全部小学校の担任が全部悪いんです。
あれは忘れもしない小学二年生の頃、理科の前身である「生活」の授業の一環で、学級菜園にてイチゴを育てるという授業があったわけです。
そしていざ収穫してその成果物を自分たちで実食しよう、となったわけですが、その時から既に自分はイチゴに対して「見た目がブツブツで不気味」という理由で食わず嫌いを発症していたわけなんですよね。
そんなわけでデカいイチゴはイチゴ本来の人気もあってどんどん他の学友たちが競い合うようにして食べていった中で、自分はイチゴを拒み続けていたわけです。

しかし、そんな好き嫌いを許さないのが当時の担任教師。
イチゴを譲り拒否し続ける自分に、「なんで折角みんなで一生懸命作ったイチゴが食べられないの!」と怒って、無理矢理残り物の余ったイチゴを食わせようとしたわけです。

そのイチゴ、虫食いされてて汚らしく傷んでたんですけど。

当然そんな最悪のイチゴなんて食いたくありません。
しかしそれでもなお、その虫食いが見えてないのか、教師は食べるまで帰らせないとイチゴを無理強い。
結果、その虫食いイチゴを無理矢理食って、ひどい味だと感じつつ喉を通すのを何度も拒否して苦しみつつもなんとか飲み込み……見事にお腹を壊したんですよね。

以来、見事にイチゴがトラウマです。
他人が食ってるのを見る分には全然いいんですけどね。
こういう経験持ちなので、本作のエピソードには並々ならぬ共感を覚えてしまいました。
他の多くの人にとってのご褒美クラスのご馳走が、人生において最悪の思い出となり二度と食べたくなるほどの禍根を残すことになる「食育」。
今一度、その正しい向き合い方に注目していただきたいです。

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