我らは『超人』を目指すべきか。それは『胡蝶の夢』としての自分の肯定か
- ★★★ Excellent!!!
この作品は、西洋哲学の大まかな流れを物語にまとめ、東洋哲学を説き、それを統合しようという試みのように、私には見えました。
どちらの哲学も、一歩間違えば武器であり、虚無の深淵です。
興味深いのは、西洋哲学のバトンも、東洋哲学のバトンも、我々は受け取っているという事実です。
この二つのバトンは、現代人にとっては車の両輪ではないでしょうか。
西洋哲学のように苦しみ悶えながら世界と向き合い活動する時間と、東洋哲学のように軽やかに遊ぶ時間と、我々は両方を持っている方が、片方だけよりも豊かな人生なのではないでしょうか。
我々は、両方を肯定することで、活力と休らぎを手に入れるのではないでしょうか。
私は、二本のバトンを合わせる音を聞いて、二本ともを等しく大切に思いました。
胡蝶が戯れるように、超人を夢見たいものです。