食べる楽しみを失った少女、『料理上手なおじさん』に胃袋を掴まれる

F級冒険者・リューズ(37歳・もとS級)は、とあるダンジョンで、S級冒険者少女・シルヴァリア(略してシーラ、17歳)と出会います。
シーラはやたら強いのに、リューズとの初対面でスライムを生かじりしようとするレベルの味覚障害です。また、超高級レストランの料理を食べても美味しいと思えません。

そんなシーラがなぜリューズの料理だけは美味しく食べられるのか?
その疑問の答えは、リューズの輝かしい過去に求められるようです。

グルメもの・ダンジョンご飯ものとしての、調理の楽しさと、美味しそうなシーラの食レポ。

挫折した英雄の再起譚。後進から向けられる、羨望と失望。『神戟』崩壊時に何があったのか? 彼らは本当に『負けた』のか?

治癒魔法の応用の面白いギミック。

シーラの過去と、今は亡き母。
なぜシーラは普通の食べものの味が分からないのか?


シーラとリューズの凸凹コンビから、目が離せません!

(このレビューは第30話を読み終わった時点で書いています)

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